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目黒区にある超高級タワーマンションに住み、自身のインスタグラムには、ブランド物の服に身を包んでいる自身の姿のほか、ミシュランで星を獲得しているお店の寿司、高級中華料理店の北京ダックなど“豪遊写真”が並んでいた。
さらに、モデルの女性と交際していることを周囲に吹聴するなど、交友関係も変わっていったという。周囲にも、あまりの羽振りの良さに疑問を持つ人もいたが、結城容疑者は「トレーダー業で稼いでいる」と話していた。
「知り合いのバーや行きつけのキャバクラに行くと、必ずと言っていいほど高級シャンパンを注文することから、いつからかニックネームは“シャンパン王子”。彼が特に好んでいた銘柄のベルエポックから“ベルエ王子”と呼ばれることもありました。
彼が飲みの場に来ると百万円単位でお金を使っていく。とにかく羽振りがいい。『金を稼ぐなんて簡単だよ』とよく話していましたが、高級ブランドの服を身に着け、数百万円から数千万円する高級時計を持っていたので、妙な説得力はありましたね」(前出の友人)
イッキ飲みで場を盛り上げ、人脈を広げていた
結城容疑者は飲みっぷりも派手だったという。
「酒の席になると誰かれ構わず飲ませる“酒ヤクザ”でもありました。彼自身とてもお酒が強く、率先してイッキ飲みをして場を盛り上げ、人脈を広げていた。お金持ちの人たちからはとても可愛がられていました」(同前)
宮城県仙台市で生まれ育った結城容疑者は、もともとは仙台の繁華街・一番町でバーを経営していた。結城容疑者が上京してきたのは、新型コロナの感染が拡大し、持続化給付金制度が始まった2020年5月頃。東京でバーを出店することが目的だと語っていたという。