【12位 軍師官兵衛(2014年 主演:岡田准一) 175点】
豊臣秀吉の天下統一を支え、天才軍師と言われた戦国の知将・黒田官兵衛を岡田准一が演じた。1996年の大河ドラマ『秀吉』で主演を務めた竹中直人が18年ぶりに豊臣秀吉を演じている。
「田中圭の石田三成は良かった。岡田准一と竹中直人の掛け合いも息が合っていた」(45・男性)
「岡田准一の演技、とりわけ馬上姿が良かった」(68・男性)
「土牢に幽閉されたあと、風貌も別人のようになり、より冷徹な活躍を見せるようになった官兵衛の変化を体現した岡田准一さんの表現力がすごかったと思います」(56・女性)
【11位 西郷どん(2018年 主演:鈴木亮平) 181点】
明治維新から150年の節目に、薩摩の貧しい下級武士の家に育った西郷隆盛の生涯が描かれた。主演の鈴木亮平は役に応じて肉体を改造することで知られ、晩年病気で太った西郷の役作りで増量したことも話題に。
「西郷どんの豪快で頑固な人間性に魅力を感じて、毎週楽しみに見ていました」(39・女性)
「最終回直前、敗走を続ける西郷のもとに、妻の糸(黒木華)が会いにやってくるシーン、2人の最後の逢瀬には泣けました」(58・女性)
「主役が体型まで変える体当たり演技だった。波瀾万丈な西郷の一生を爽やかに描いてくれた」(91・男性)
「鈴木亮平さんの演技、熱量が素晴らしかったです。すっかりファンになってしまいました」(75・男性)
【9位タイ 平清盛(2012年 主演:松山ケンイチ) 187点】
「平家物語」ではアンチヒーローとして描かれた平清盛に新たな光を当てた。視聴率では苦戦を強いられ、関東地区で1989年以降最低の平均視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ)を記録。主演の松山ケンイチはクランクアップ後の記者会見で、「最低記録を更新できたことはすごく光栄だと思う」と逆に胸を張っていたという。
「冒頭、平家一門滅亡の知らせを北条政子(杏)が頼朝(岡田将生)に伝えるところから始まる構成の妙に感心した。奔放な平太が、晩年にあの“清盛入道”になっていく描写と当時20代という若さの松山ケンイチさんの演技にも感嘆しました」(53・男性)
「上川隆也さんの鱸丸が好きで選びました。それから白河法皇の寵愛を受けて育った、檀れいさん演じる藤原璋子の倫理観のなさには戦慄が……。夫である鳥羽天皇(三上博史)の苦しみを思うとかわいそうでした」(32・女性)
【9位タイ いだてん~東京オリムピック噺~(2019年 主演:中村勘九郎、阿部サダヲ) 187点】
「日本で初めてオリンピックに参加した男」金栗四三と、「日本にオリンピックを招致した男」田畑政治。2人の人生の軌跡と「ストックホルム」から1964年「東京オリンピック」開催までの激動の52年間を宮藤官九郎脚本が描いた。
「女性アスリートの苦しい立場、奮闘と活躍ぶりに惹かれました。菅原小春さんの人見絹枝、安藤サクラさんの“東洋の魔女”河西昌枝、上白石萌歌さんの前畑秀子などが印象的」(37・女性)
「中村勘九郎・阿部サダヲのW主演で、東京オリンピックに至るまでの歴史が詳細に語られた。ここまでハマった大河は初めて。どんな小さなキャラも本当にそこに生きているようだった」(32・男性)
「『権力者の英雄譚』ではなく、金栗さん、田畑さん、そして周辺のどんな小さなキャラも本当にそこに生きているようで、手に汗を握って観ていました。オリンピック招致の影の側面など、初めて知ることも多かった。私にとっては圧倒的1位のドラマ」(47・女性)