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震災への意識が高い愛子さま
3月4日には、岩手県をオンラインで見舞った。オンラインでの行幸啓に立ち会った関係者が、そのときの様子を振り返る。
「雅子さまは感情が高ぶっていらっしゃる様子で、被災者の話に涙ぐんでおられるように見えました」
画面上で確認できたか分からないが、その思いは被災者にも伝わったのだろう。長男を亡くした女性は懇談後、「哀悼の言葉をいただき、涙が出てきて仕方がなかった。ありがたかった」と報道陣に感激して話した。
近く宮城県ともオンライン交流が計画され、また、福島県とも日程を再調整中という。
「両陛下の長女・愛子さまも震災への意識が高くていらっしゃいます。震災発生後、愛子さまはお住まいで電気をこまめに消すなど、節電や節水に率先して取り組まれました。震災以降も、その行動は継続して行っていらっしゃるそうです。
被災者からのエール
震災がおきたころ、愛子さまは学習院初等科への通学に不安をおぼえ、登校できない日もありました。雅子さまも心配し、せっかく回復傾向にあった体調も思わしくなくなり、愛子さまと歩調を合わせるように、親子で調子が優れないように見受けられる時期もあったのです。
そんなとき、雅子さまは被災地を訪問されました。被災者からの『雅子さまがんばって』というエールが、逆に雅子さまを勇気づけられる結果となったのでしょう」(震災当時を知る両陛下の知人)
さらに、雅子さまと近しい人物も、こう推し量る。
「とりわけ雅子さまの心に響いたのが、『愛子さまは大丈夫ですか』といういたわりの声だったそうです。