いつの日か、愛子さまと一緒に被災地へ
愛子さまの不登校は、親として心を痛める出来事で、雅子さまは公務に気持ちを切り替えることができずに悩んでいらしたように拝察しました。ところが、実際に被災地に足を運ばれると、自分だけでなく、愛子さまにも温かい言葉が贈られたのです。
雅子さまは、いつか恩返しをと心に誓われたのではないでしょうか。被災者との交流は、母娘が救われた特別なものだったのだと思います。いつの日か、愛子さまと一緒に被災地に行くことを望んでいらっしゃるかもしれません」
緊急事態宣言の行方も不透明ななか、皇室でもワクチン接種は大きな関心事だ。皇室は高齢化が進んでおり、医療従事者の後に優先して接種される「高齢者」の対象は、97歳と皇室最高齢の三笠宮妃百合子さま、87歳の上皇さま、86歳の美智子さま、85歳の上皇さまの弟・常陸宮さま、80歳の常陸宮妃華子さま、67歳の高円宮妃久子さま、65歳の故寛仁さまの妻・信子さまの7名だ。
“多くの国民を優先する” 皇室の美徳
だが、今のところ接種を受けた皇族方はおらず、今後も、具体化しているスケジュールはない。ある宮内庁関係者は、「上皇ご夫妻は、多くの国民を優先してほしいとお考えになっているそうです」と明かす。
英王室がエリザベス女王(94)と夫のフィリップ殿下(99)の新型コロナウイルスワクチン接種を発表したのは、今年1月9日のこと。その後、「非常に短時間で済み、痛みもなかった」と話す動画を公表。国民に接種を呼びかけるスポークスマンの役割を果たした。
古参の宮内庁関係者が話す。
「百合子さまはもちろん、とくに体調が万全とは言えない上皇ご夫妻は、普段の生活でも感染防止に気を遣っておられます。外出を極力控え、外からの友人知人との接触をシャットアウトするなど、念には念を入れているそうです。エリザベス女王のように真っ先にワクチン接種を受けても許されるご年齢ですが、“多くの国民を優先する”ことに皇室の美徳があるのです。