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“超一流の見本”田中将大からエースの振る舞いを学べ

文春野球コラム ペナントレース2021

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成功したいなら成功している芸人の近くにいろ

 芸人の世界でもよくいわれるのは、(芸人の世界で)成功したいなら成功している芸人の近くにいろ。自然とその人のように出来るようになるからだ。話すトーンや間、その生活リズムの中にヒントはたくさん隠されているのだ。

 松竹芸能大阪でいえば若手の一番の見本は森脇健児先輩になるだろう。ラジオを10年以上一緒にやらせていただいていたり、森脇健児陸上部にいたっては最初二人で立ち上げたりと、正直この世界で僕はあの方と一番長い時間を過ごさせていただいている。

 自分が面白くなっているかはちょっとわからないが、こないだ仕事で1000mを走る機会があり、3分30秒くらいで走りきってしまった。正直43歳のおっさんのタイムではない。ここで何が言いたいか、むちゃくちゃ速いでしょ? ではなく、お笑い芸人にもかかわらず1000mをただただ真剣に走りきってしまっているという事。森脇健児先輩と一緒にいることで、陸上競技に関してはもうボケられない身体になってしまった。

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 ドラフト1位ルーキーの早川隆久投手がプロ初先発初勝利を挙げた。6回無失点8奪三振、盤石の中継ぎ陣と打線の援護もあり貴重なプロ1勝目をあげ素晴らしいプロ野球人生のスタートを切った。野村克也氏と星野仙一氏から学んだであろう超一流の見本『田中将大』からできる限り盗むべきだ。それが今シーズンだけでなく常勝チームの基礎を盤石にする。

 今年は東北の年になるぞぉー。

 ちなみに今年のセンバツで伝説となった島貫丞主将の選手宣誓は約3分20秒だったという。

 俺ならボケなしで1000m走る事ができる。

 あぁ面白くなりてぇーなぁ……。

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