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27個のアウトですべてが終わるからこそ…オリックスの猛牛たちに期待したいこと

文春野球コラム ペナントレース2021

2021/04/07

 このコラムを書いている今日この日、我々が住むここ大阪市に“まん延防止等重点措置”が適用された。世の中は“マンボウ”などとおちゃらけてはいるが、事態は深刻だ。我々はコロナと、あとどれくらいの期間、必死で向き合えばゲームセットとなるのだろう。コロナは、延長のない今年のプロ野球と同じく、27アウトを取ればゲームセットとなるのだろうか。

9回終了はBsの為のレギュレーションか

 と、この場は個人のブログではないので、プロ野球の話に移そう。ご存知の通り今年のプロ野球、9回終了でゲームセット。延長は一切無いというレギュレーションでの開催が発表された。どうにもこれは、Bsの為のレギュレーションじゃないかと思えてならないのだ。戦い方によっては各球団に優勝のチャンスがあるとも言えるが、Bsに、というより(多少貧打であっても)、左右の中継ぎ投手の層が厚いチームに圧倒的に有利に働くレギュレーションなのではないかと思うからだ。

 これまでの「勝利の方程式」なる不確かな数式が、絶対的有利には働かない。延長がないのだから、敵の打順の左右の組み合わせとその日のブルペンの調子を鑑みて、好調なリリーフ投手から順番に出していけば良い。緊急事態だろうと、まん延防止だろうと、どんどんリリーフを投入すれば良い。

 そのリリーフ陣は、失点しても構わないとも言える。勝ち越されなければそれで良い。27アウトを取ればゲームセットなのだから。勝っていようと負けていようと試合は終わる。27個のアウトカウントで全てが終わる。ならば先発投手は6イニングをしっかり投げてくれれば良い。6イニングの登板なら、先発投手は中5日のローテーションだって可能になる。現にBsの2大エース、山本由伸と山岡泰輔は、ここまで中5日のローテーションで登板した。そして先発以外の投手がベンチに8人程居る。平野、能見、ヒギンス、山田、鈴木、富山、漆原、竹安。あれ? オリックス優勝してしまう?