2021年3月26日(金)、渋谷マークシティにグランドオープンした「Standard Products」1号店。

 100円ショップのダイソーが、「ちょっといいのが、ずっといい。」をコンセプトとした新業態「Standard Products by DAISO(スタンダードプロダクツ バイ ダイソー)」の1号店を渋谷マークシティ1Fにオープン。300円を中心価格とする約1,300点のオリジナル生活雑貨が揃います。

 早速プレオープン中の店舗に伺いました。


オリジナル生活雑貨1,300点が揃う

キッチン用品やリネン類、掃除・洗濯用品に収納用品と充実の品揃え。ペット用品やキャンプ用品のコーナーも。価格は300円のものが7割で、ほかに100円、300円、500円、700円、1,000円のものがある。

 店内に入るとまず気づくのは、ほとんどのアイテムがアイボリー、グレー、ネイビーなどの“くすみカラー”でまとめられていること。隣に同時オープンした「ダイソー 渋谷マークシティ店」のカラフルな店内とは、まったく雰囲気が異なります。

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和洋折衷、どんなジャンルの料理でも見栄え良く盛り付けられるように作られた食器。これで100円から買えるのだから驚きだ。

「Standard Productsの商品は、生活に溶け込みやすいように、色数をぐっと絞って統一感のあるデザインに仕上げました。性別・年齢を問わず多くのお客様にお使いいただけると思います」(広報・岩橋さん)。

 その“色”に対するこだわりは並々ならぬものが。例えば、白色ひとつとっても、陶器や布などの素材ごとに色の出方が変わるので、それらが同じように見えるように工夫を重ねたといいます。

新しくデザイン会社とタッグを組み、アイテムの調和を目指した。

「ジャンルを越えたアイテムの組み合わせまで想定しています。例えば、食器のそばにふとタオルを置いてもなんだか絵になる。それぞれが喧嘩せず、まとまりのあるお部屋をコーディネートできます」(岩橋さん)

300円で“ちょっといい”が実現した理由

Standard Productsで買えるちょっといいもの① クイックエクスパンドサンシェード 1,000円(写真中央、オレンジ色のテント)。アウトドア用品のコーナーで発見。公園やビーチでちょっとした日よけが欲しいときにぴったり。
ちょっといいもの② メスティン3合 各1,000円。アウトドアでご飯を炊くときに使うメスティン。「このサイズでこの安さのものはない!」と商品本部・田中さんのキャンパー仲間の間で早くも注目の的に。

 全国に店舗を展開している「3COINS」やダイソー自身の別ブランド「THREEPPY」のように、従来の300円ショップのマーケットは女性向けが中心。そこで、「性別や年齢を問わない全方位向けの300円ショップ」という構想が生まれたそう。

 その構想自体は約2年前からあったそうですが、実際に「Standard Products」のプロジェクトが動き出したのはなんと昨年10月! そこから約半年でショップオープンまでこぎ着けたわけですから、ダイソーさんの機動力に驚きます。