昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「骨切ってからが整形でしょ」という声も…『明日、私は誰かのカノジョ』作者に聞いた「整形って悪ですか?」

『明日、私は誰かのカノジョ』作者インタビュー #2

「その顔整形なんだろ!? 偽物ってことじゃん」 単行本紙・電子累計100万部突破中の『明日、私は誰かのカノジョ』の中で出てきた言葉である。整形は悪なのか、整形は誰のためにするのか、作者の「をのひなお」さんに聞いた。(前後編の後編/を読む)

◆◆◆

ーー第3章のあやなの話もかなりリアルでした。あやなの整形がバレて彼氏に嘘つき呼ばわりされていたシーンが印象に残っています。整形は悪なのかって議論もありましたね。

をの 整形について色々言われる世の中ですけど、私自身は整形に関しては個人の自由だと思っているので。リスク、ダウンタイム、費用を考慮してやるのであれば何をしても構わないと思いますね。整形って自己満なので、他人から見たら二重の幅の1ミリなんて全然わからないだろうし。でも毎日自分の顔を見るのは自分だから、その自分が変えたいと思うなら全然いいと思います。お金でコンプレックスが解決するのはいいことだと思います。

(c)Hinao Wono/Cygames

ーーあやなやその彼氏の話はご自身の体験を参考にしていたんですか?

をの あやなのシーンはそうですが、彼氏のシーンは自分が経験したわけではなく、ああいう人も日本のどこかにいるだろうなと思って描きました。相手があやなじゃなかったらうまくいっていたかもしれないし、特段悪い人でもないですよね。

ーー整形したことを周りに言うか言わないかもネットで賛否両論別れていました。整形を知ったことで相手を見る目が変わるシーンも作中にありましたね。

をの 相手にもよりますよね。私は整形していることを言ってる友達もいれば、言ってない友達もいて、それは自分で選んでいました。整形否定派だろうなと思う人には言わないようにすれば自分が傷つくことはないと思うので。個人的にパートナーには言っても言わなくてもどちらでもいいかなと思います。私の経験ですけど、付き合った相手に整形のことを言った時に「別にいいんじゃん」って言ってくれたり、ダウンタイム中でも「すごい腫れてるね~」って普通に接してくれる人もいました。