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人事部女性社員X氏から衝撃の“退職勧奨”

 Aさんは突発性難聴になって以降、会社を休みがちになったという。そんななか、12月18日にAさんは人事部の女性社員X氏から突然の呼び出しを受けた。

 X氏について、別のDHC社員はこう明かす。

「人事部と吉田会長の距離はかなり近いんです。特にXさんは会長に心酔していて、会長もXさんを可愛がっています。Xさんは女優の松下由樹さん似の美人で、セミロングの髪が似合う40代くらいの女性です。過去にレースクイーンをしていたという噂を聞いたこともあるほど、華やかな容姿の方です。

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 Xさんは吉田会長の代弁者のような存在なので、彼女の言うことは絶対なんです。ご本人も可愛がられている自覚があるからか、ほかの社員に対して高圧的な態度をとることが多い」

 Aさんは“サクラ投稿”や差別発言についての会社の対応に不信感があったため、X氏との面談の際には録音するようにしていたという。取材班はその音声も確認している。(《DHC人事部の退職勧奨音声》「差別発言は問題じゃない」サイト批判の新入社員を懲戒解雇

取材班に証言するAさん ©文藝春秋

「退職してもいいんじゃないか」と言われて頭が真っ白に

「いよいよ本配属が決まると思っていたんです。Xさんから『なぜいま私があなたと面談しているかわかる?』と聞かれたので、『本配属ですか?』と答えました。

 すると、Xさんは『結果から言うと、配属はないよ。12月以降も、来年の4月以降も配属するところはありません』と淡々と話し始めました。耳を疑いました」

 驚くAさんに対し、人事部の女性社員X氏ははっきりと「退職してもいいんじゃないか」と勧めた。

 突然の退職勧奨に「頭が真っ白になった」というAさんに、X氏は“退職勧奨事由”を説明し始めたのだ——。(#2に続く)

 1月26日(火)21時~の「文春オンラインTV」では、担当記者が本件を含め、これまでの「DHC問題」について詳しく解説する。

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