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2019年に起きた大事件とは…?

――当時はまだYouTuberというものを仕事としてみた時には、みんな半信半疑のような状態だったかもしれません。

広瀬 正直、私は深く考えずに「やれることはやっておこう」と思ってはじめました。やっぱり、こういうお仕事って寿命が短いと思うので、もう無我夢中というか。アダルトコンテンツの規制が厳しいYouTubeなので、最初は競馬予想とかからはじめて、そういう趣味の投稿を続けながら徐々に登録者を増やしていった感じですね。

 

――YouTubeで広瀬さんを知った視聴者が、チャットの方にも来てくれてみたいな感じだったんですか?

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広瀬 そうですね。YouTubeの登録者が増えて、チャットレディの方のお客さんもどんどん増えて。それで結構、稼げるようになっていましたね。ただ、その時にちょっと事件を起こしてしまって…公然わいせつで逮捕されちゃったんです。

――2019年の6月ですね。テレビのニュースにもなっていました。

広瀬 チャットレディの方でのコンテンツが引っかかってしまったみたいで…。当時はまだアダルトコンテンツの配信ビジネスってグレーゾーンが多くて、明確な線引きもなかったんですよね。しかも逮捕されても、小さく記事になるだけだろうなって思っていたんですが、テレビでも映像が流れていたし、新聞でも記事になっていて「え? そんなに記事になるの?」ってびっくりしました。

 

YouTubeの広告収入は一気にゼロに…

――広瀬さんご自身が思っている以上に社会的影響力が大きくなっていたということなんでしょうね。

広瀬 そうみたいですね。チャンネル登録者数も30万人くらいだったんですが、私より多い人はたくさんいたんで、そんなに大事になるとは思っていませんでした。精神的に結構きましたね。

 結果的に警察の方には「ちゃんと反省しているから」と色々と正しい動画配信の知識を教えてもらえたんですが、自宅に戻ったらYouTubeに広告が付かなくなってしまっていたんです。当時、毎月国産車1台分くらいの収入があったので、それが一気に0になってしまった。さすがに落ち込みましたね。

 でも、そのときにYouTubeを見たら、視聴者の方から「応援しているよ」とか「待っているよ」みたいなコメントが、すごくたくさん来ていたんです。日本だけじゃなくて外国の方からも来ていて、こんなに待ってくれている人がいるんだって。それで、やっぱり動画投稿は続けなきゃなって思って投稿を再開したんです。