――チャンネルを継続できたのは、ファンのおかげもあったんですね。
広瀬 ファンの方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。あとは逆に逮捕されたことで、コンテンツがどこまで適法で、どこからがNGなのかをしっかり勉強するようになりました。法律もきっちり調べて、必要なすべての許可を取りました。
さっきも言ったように、アダルトコンテンツ、特に個人でやる配信ビジネスってけっこうグレーゾーンな部分も多いんですが、ちゃんと資格や権利があるんです。映像送信型性風俗特殊営業と無店舗型性風俗特殊営業の2つの申請は警察に出して、IPPAというアダルトビデオのメーカーさんなんかが所属する団体にも入りました。
いまの年収は…フェラーリ3台分!
――逮捕されたことで逆に勉強するきっかけになったというのは興味深い話です。とはいえそんな状況からまたビジネスを再開しようと思えるのもなかなかタフですね。
広瀬 もともとうちの実家は床にボールを置くとコロコロ転がっていくようなボロ家で、お金の面でも苦しんできていたんです。そのなかで、一家の大黒柱だった父まで亡くなってしまった。そうなると、「次は長女の私が家族のために稼がなきゃ」という思いも大きかったんですよね。
なので、YouTubeに広告が付けられないなら、「別のところで収益を出すしかない」と思って、いろいろと調べた結果、課金制のSNSを始めることにしたんです。そのSNSはハリウッド女優の方なんかも利用しているんですが、いまではそこで全世界のランキングトップ0.4%とかになることができています。
――それはすごいですね。もはや世界的な人気ということですか。そこまでいくと収益もかなり上がったんじゃないですか?
広瀬 本当にありがたいことです。いまの大体の年収は…フェラーリ3台分くらいですかねぇ。