小室圭さんが4月8日に発表した文書が大きな反響を呼んでいる。A4用紙28枚にもわたって書かれたこの文書には、いわゆる金銭トラブルと呼ばれるものの経過が詳細に記され、自らの主張の正当性が展開されている。

2017年9月3日、婚約内定会見での眞子さまと小室圭さん ©JMPA

文書からは小室圭さんの「自負心」も見えてくる

 この文書には、いわゆる金銭トラブルに発展する前の、小室さんと母親が置かれていた環境についても詳しく書かれている。父親が亡くなった後、母一人子一人で集合住宅に住んでおり、「元婚約者の方がお食事に連れて行ってくださるお店が応分の負担を求められる母にとっては金額の高いお店であることが続いたため、ある時期から母は困難を感じ始め、今後もそのような状態が続くのであれば家計に支障をきたす心配があると思い悩むようにな」ったという。必ずしも裕福な状況ではなかったことがうかがえる記述である。そして、この文書では元婚約者から金銭的なバックアップの申し出があったとの主張が展開されていく。

小室圭さんは2014年にICUを卒業 宮内庁提供

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 ただしここからは、そうした金銭的援助をした元婚約者への感謝の気持ちを読みとることは難しい。あくまで、元婚約者が自発的に援助をし、その後にお金を返して欲しいと言ってきたという論理が展開されている。そしてこの文書からは、決して楽ではない環境のなかで、留学して弁護士になるために勉強する立場になったのは、まわりの助けがあったからではなく、自身の努力の結果なのだという意識があるのではないか、とも感じてしまう。自身や母親と一緒になって困難な環境を克服し、自らの力で上昇してきた――そのような小室圭さんの自負心も見えてくるのである。