文春オンライン

2021/04/26

ボクサーパンツではナプキンの羽根が巻けない

内山 自分も普段からボクサーパンツを穿いていて、ボディワイルドのメンズボクサーを穿いています。立体成型ニットと呼ばれる製法で縫われているもので、前開きタイプではないから、ユニセックスで使えるんですよ。

 ただボクサーパンツって、ナプキンの羽根が巻けないんですよね。下山田も自分も無理やりボクサーパンツにナプキンを貼って使っていましたけど、ヒアリングした人の中には羽根が巻けないから、生理中だけはサニタリーショーツを穿いている、という人もいました。

内山穂南さん ©深野未季/文藝春秋

――半数近くの女性アスリートがボクサーパンツを愛用しているということですが、非アスリート女性に比べてその比率が高いように思いました。ボクサーパンツの魅力はどんなところですか。

下山田 「すっぽりと覆われていて安心感がある」という回答もありましたが、多かったのは「純粋にかっこいいものがほしい」という答えです。でも、普段はボクサーパンツを穿いている女性の26%が、生理中はサニタリーショーツに穿き替えているというアンケート結果が出ました。

 本当は生理中もボクサーパンツを穿きたいのに、その選択肢がない。そんなアンケート結果を踏まえて、選択肢がないなら選択肢をもってもらうところからはじめたいと、企画の最初からボクサー型でいこうと内山と話しました。商品名の「OPT」は「選ぶ」という意味の動詞で、どんなときでも自分に合ったものを選んでほしいという意味を込めているんです。

――大手の「GU」が参入するほど盛り上がっている市場ですが、「OPT」最大の特長はなんですか。

下山田 機能面ではアスリートの動作環境でも満足できるものを追求しましたが、最大と言われるとやっぱりデザインのかっこよさだと思います。

 あと、先ほど内山が成型ニットの話をしましたが、「OPT」でも同じ縫製を採用しています。生地全体が伸び縮みするため、フリーサイズ展開ができました。実際、身長154〜177cm、体重47〜85kgと、幅広い体型の女性アスリートに無理なく着用してもらうことができています。

実際に「OPT」を着用した女性アスリートの体型一覧

ジムで筋トレしてもまったく漏れなかった

――とはいえやはり漏れないのか、不快感はないのか、気になります。

内山 これは嘘なしで、自分は一度も漏れたことはありません。普段から生理2、3日目ですらナプキン1枚で足りてしまうほど経血量が少ないので、そういったタイプの方であればかなり快適に使ってもらえると思います。ジムで筋トレしてもまったく漏れませんでしたね。

 使用感が想像しにくいと思うんですが、経血が出た瞬間にパーッと布地に広がって、そのまま吸収してくれるので、サラサラと乾燥していくような感覚が一番近いと思います。