2020年(1月~12月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。皇室部門の第4位は、こちら!(初公開日 2020年12月9日)。
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「愛子は、今年学習院大学文学部日本語日本文学科の1年生になり、先日19歳の誕生日を迎えました。早いもので来年には成人することを思いますと、幼かった頃のことも懐かしく思い出され、感慨深いものがあります」
皇太子妃時代を含めて最も長い、雅子さまの「ご感想」
12月9日、雅子さまは57歳の誕生日を迎えられ、文書でご感想を公表された。「新型コロナウイルス感染症の大きな災厄に見舞われることとなり、大変に心の痛む年でした」とこの1年を振り返られ、「多くの国民の皆様と直接触れ合うことが難しくなっていることを残念に思います」と実感のこもった率直なお気持ちを明かされている。今年のご感想は皇太子妃時代を含めて最も長い文章になったという。
長女・愛子さまについては、冒頭に続けて「現在は、新型コロナウイルス感染症の影響により、世の中の多くの学生の皆さんと同様に、オンラインで授業を受けながら、新しい分野の勉強に忙しい毎日を過ごし、大学生としての生活を大切に過ごそうと努めているように見えます。愛子には、これからも多くの方からいろいろなことを学びながら、10代最後の年を心豊かに過ごしてほしいと願っています」と、母としての思いを綴られた。
初登校日に「敬宮愛子です、よろしくお願いします」
愛子さまは、10月24日に学習院大学へ初めて通学され、報道陣の前に姿を見せられた後、ジャケットからカーディガンへお着替えなさっていたようだ。柔らかなトーンの水色のカーディガンをお召しの愛子さまは新入生の中でも溶け込まれ、何人かで自然と会話が弾んだ時には「敬宮愛子です、よろしくお願いします」と自己紹介されたり、「スペイン語ですよね」と声をかけられたりしていたという。
新入生たちはLINEやインスタグラムなどの連絡先交換をしていたというが、愛子さまはその輪に加わられないこともあったようだ。愛子さまは、皇族としてのお立場を自覚されながら、大学生としての生活を大切に過ごそうとなさっているのではないだろうか。