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「中学の頃から別の大学に行きたいと」
「幼稚園から高校まで学習院で学んだ佳子さまは、大学進学時、学習院大学以外に進むことを強く望んだそうなのです。大学には友人も多く、皇族に理解のある学校側に不満があったわけではありません。ただ、エスカレーター式に進むことに物足りなさを感じ、別の環境に身を置いてみたいと長く思い悩んでいたようです」(秋篠宮家関係者)
そこで、高校3年の時、秋篠宮ご夫妻やご一家の相談役らに自分の思いを伝え、志望大学の資料も自ら収集したそうだ。意中の大学は、名前は伏せるが、東京のトップクラスの私立大学、そしてICUだった。(宮内庁は、「具体的な大学名については、公表している事項以外の事柄ですのでお答えは差し控えさせていただきます」と回答)
ところが、結果は芳しいものではなかった。佳子さまは、2014年、ご成年をお迎えになるに当たっての記者会見で大学受験を振り返り、こう語った。「中学の頃から別の大学に行きたいと考えるようになり、受験いたしましたが不合格となったため、内部進学で学習院に進学いたしました」
当時、秋篠宮家の関係者は「志望大学に合格できなかった佳子さまは、大きなショックを受けているようにお見受けしました」と、内々に明かしていた。
その後、佳子さまは学習院大学に入学した。
2013年4月、入学式に先立って報道陣の前に現れた際は、白色のシャツに紺色のスーツ姿で、吹っ切れたような笑顔にも見えた。報道されるや、その容姿がSNSなどで評判となり、中国版ツイッターでも「皇室最高の美女」といった賛辞が相次いだ。これが、のちの佳子さまフィーバーの始まりともなったわけだが、笑顔の陰には、悔しさを乗り越えようという葛藤があったのかもしれない。