「古参メンバーと新加入メンバーは不仲だ」
「Snow Manといえばアクロバットダンスが代名詞で、舞台やコンサートなどではグループ全員がバク転を披露していました。アクロバットダンスをするには素質はもちろん、努力も必要です。6人組Snow Manはデビューができないかもしれないという状況でも、その努力を欠かさなかった。ファンはその姿勢に心を打たれていたんです。
でも新メンバーはみんなバク転ができなかった。向井くんとラウールくんはいまだにバク転ができない。増員によってSnow Manのイメージはかなり変わりましたから、新加入メンバーをよく思わないファンも少なくありませんでした。古参メンバーと新加入メンバーは不仲だという噂が流れることもありました」(別のジャニーズ事務所関係者)
しかし古参メンバーは増員に対して、感謝することはあれど不満を口にすることはなかったという。
「6人組Snow Manは滝沢副社長にとにかく従順。滝沢副社長が増員するといえば、それに反発するメンバーはいません。また、6人組のままでデビューするのが難しいということは、本人たちもよく理解していた」(同前)
新加入メンバーは懊悩し、暗い顔で「ちょっとしんどい」
一方で、周囲からのこうした言葉に悩んでいたのが新加入メンバーだ。
「当時、SNSには《加入メンバーはいらない》《Snow Manは6人だから》といった書き込みが溢れていました。こうした意見に向井くんや目黒くん、ラウールくんが悩んでいた時期もありました。特に向井くんは思い悩んでいることが多く、暗い顔で『ちょっとしんどい』と漏らすこともありました」(ジャニーズJr.関係者)
向井はもともと関西ジャニーズJr.で、Snow Manに加入するために上京してきた。環境の変化もあり、デビュー直後は塞いでいることが多かったのだという。しかしそこで、“ある人物”の存在が向井の支えになったようだ。
「古参メンバーである渡辺くんです。渡辺くんは人当たりが良くて話しやすいので、当初から新加入メンバーともフランクに話していました。プライベートで食事に行くことも多く、新加入メンバーと一番距離が近かった。『撮影や取材の合間にしんどい話を聞いてくれた』と向井くんが話していたこともあります。そういう存在がグループ内にいることは、新加入メンバーにとっては救いだったと思いますよ」(同前)
デビューから1年以上経った現在も、その友情に変わりはないようだ。
冒頭のシーンに戻ろう。3月30日深夜、2人が向かったのは芸能人御用達のサウナだった。居合わせた利用客が2人の様子を語る。