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「欲しがりません五輪開催までは」 唐突な緊急事態宣言に感じる“リーダーの説明不足”

2021/04/27

 3度目の緊急事態宣言。今回はその読み比べ報告です。

『1年間何をしていたのか』

 ストレートに一面で書いたのは日経新聞(4月24日)。

《政府、自治体首長、そして医療界はこの1年あまり何をしていたのか。》

 ではおさらいします。まず大阪。

「うがい薬」「雨がっぱ」の吉村知事は…

『コロナ危機の大阪…維新またもやドタバタ劇』(東京新聞4月22日)

 コロナ禍での大阪では、うがい薬、雨がっぱ、今度はオンライン授業と、何度もドタバタ劇が展開されてきたと書く。

「党勢拡大の意味も込め、毎日のようにテレビなどに露出して何かしらのメッセージを出そうとするが、中身が伴っていない。思いつきのような方針や楽観的な見通しを伝えることで府民を混乱させ、感染も広げている」(ジャーナリスト吉富有治)

 こんな記事も。

『大阪・吉村知事のテレビ出演は4月10本超 吉本芸人も顔負け』(日刊ゲンダイ4月23日)

《安易に出演依頼するテレビ局もテレビ局だが、吉村知事はもっと地に足の着いたコロナ対策に取り組んでほしい。》

 無駄な「人流」を抑えるならまずここか。

小池知事は「欲しがりません五輪開催までは」

 続いて東京。思いつきならこちらも負けてない。

『「灯火管制なのか」「今は戦時中?」 小池知事の消灯要請が炎上』(毎日新聞WEB4月23日)

 東京都の小池百合子知事は23日の定例記者会見で、午後8時以降は街灯を除き、店頭などの照明を消すよう要請すると明らかにした。

©️©️iStock.com

 戦時中といえば「欲しがりません勝つまでは」という標語があったが、現在は「欲しがりません五輪開催までは」なのだろう。国民生活より五輪。