文春オンライン
《僕と契約して、魔法少女になってよ!》新作発表の「魔法少女まどか☆マギカ」が放送10年たっても熱狂を生む理由

《僕と契約して、魔法少女になってよ!》新作発表の「魔法少女まどか☆マギカ」が放送10年たっても熱狂を生む理由

2021/04/29
note

前作の興行収入は異例の数字

 放送は2011年の1月から。3月11日の東日本大震災で放送が延期になりましたが、4月の最終回放送当日には、読売新聞の朝刊に「完結編本日放送」と全面広告が掲出され、それ自体が話題になりました。

 テレビアニメ人気を受けて、2013年に続編となるアニメ映画「[新編] 叛逆の物語」が公開されます。死んだはずの魔法少女が登場、ラストも衝撃的で、興行収入も当時の深夜アニメ発の作品としては突出した約20億円に到達しました。

 新作「ワルプルギスの廻天」ですが、そんな「叛逆の物語」の続編。キャッチフレーズは「さあ、物語をつづけましょう。」なのですが、あのエンディングから、どうやって話を紡ぐのか……それだけでも気になります。同時に公開されたビジュアルも、まどかの微笑む表情に亀裂が入っており、意味深な黒い手が描かれています。

ADVERTISEMENT

 分かりやすいハッピーエンドを期待する気持ちもある反面、そうなると「まどか☆マギカ」らしさがなくならないか心配でもあります。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を見る前と同じような、不思議な心境になるこのごろです。

 なおテレビアニメ版は、バンダイチャンネルなどで、無料視聴できますので、興味のある人はぜひ見てはいかがでしょうか。3話まで見ると、後は一気に虜になるかもしれませんが……。

《僕と契約して、魔法少女になってよ!》新作発表の「魔法少女まどか☆マギカ」が放送10年たっても熱狂を生む理由

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー