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「お父さんが亡くなって1年経ったか経ってないかぐらいのときに、圭くんのお母さんがその男性と結婚をするしない、という話があったらしいのですが、(圭くんの)お母さん的には、『圭もその男性が好きだし、(再婚は)嬉しいに決まってるでしょ』くらいな感じだったと思うんですよ。でもいざ圭くんに『結婚しようと思っている』と話したら、初めて圭くんが感情を爆発させて泣きながら『やめてくれ』と言ったという話もお母さんから聞いています。

 僕が大人になって色々考えると、学校内での僕に対するイジメや行動というのは、ある意味、(そうした家庭の)ストレスの矛先だったんじゃないのかなって思うところもあります。思い返すと『あいつ可哀想だったな』と思う部分もあります。男性に懐いていたっていうのも、もしかしたら本当はお母さんに気を遣ってやっていたんじゃないのかな。なにせ親のことが大好きな子だったので、お母さんのこともすごく大事にしているイメージがあったので。そのぶん本人も辛かったんじゃないのかなと」

母親と連れ立って歩く小室さん ©文藝春秋

同窓会の前に一対一で再会「おぉ久しぶり」「言うことあるだろう」

――その後、成人式で圭さんに会った?

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「僕は成人式に参加していないんですけど、成人式の日に小学校のクラスの同窓会をやろうということになって。僕的には色々ありましたけど、随分時間が経っていたし、小学校卒業後は他の子たちに全然会っていなかったので、ちょうどいいやと思って。そうしたら彼から連絡が来たのか僕から連絡したのか覚えていないんですけど……もしかしたら僕が面白がって連絡したかもしれない。圭くんの事を恨むようなところがあったので、こんなに時間が経って一対一で会ったら(圭くんは)何て言うんだろうなって感じで。

 それで同窓会に行く前に(圭くんと)渋谷で待ち合わせをしたんですよね。久々に会うので小学校の話になるじゃないですか。そのときに圭くんがなにを言うのか興味があったんです。それで2人で会う時間を設けて、相手の反応を見ていたんですけど、まあ何事もなかったように、『おぉ久しぶり』って感じで。それよりも何か言うことあるだろ、みたいな。本人がどう思っているかは知らないですけど、僕としては『言うことあるだろう』と。ずっと思ったまま同窓会に行きました」