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緊急事態宣言下の新宿・渋谷の“路上飲み”の実態「サウナが閉まったので、1杯だけ」「今しか感じられない空気を吸いに」

2021/05/06

 4月25日から東京都、大阪府、京都府、兵庫県に発出されている緊急事態宣言。対象になった地域は奇しくも2年連続でゴールデンウィーク(以下、GW)を緊急事態宣言下で過ごすことになった。東京都では酒の提供やカラオケ設備がある飲食店に休業を要請、酒類を提供しない飲食店は20時までの時短営業を求めている。一般人には不要不急の外出や移動の自粛を呼び掛けた。 

 昨年のGWは多くの人が自宅で過ごしていたが、今年は路上で酒を飲む“路上飲み”が問題になるなど、少々状況が違っているようだ。そこで今回は緊急事態宣言下の新宿と渋谷の夜をレポートする。 

©武馬怜子

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立ち話をする人であふれる新宿アルタ前

 GW真っ只中の憲法記念日(5月3日)は、前日までの荒れた天気も落ち着き、過ごしやすい気候に。コロナ禍でなければ旅行やレジャーが存分に楽しめそうな一日だった。 

 酒を提供しない飲食店が閉店する、20時を過ぎたJR新宿駅前。コロナ以前の祝日に比べれば人出は少ないものの、待ち合わせの定番・新宿アルタ前は立ち話をしている人であふれていた。 

©武馬怜子 
路上飲みの増加とともに問題になっているゴミの放置。 ©武馬怜子
イスやテーブルが設置されているルミネエスト新宿前の「にぎわい空間」にはチェーンがかけられ、賑わえない状況になっていた。しかし、広場奥の暗闇には人影も……。 ©武馬怜子

 日本有数の繁華街・歌舞伎町に向かう道すがら、女性をナンパしている男性も見かけた。駅周辺の飲食店がほとんど閉まっている今、ナンパが成功した場合はいったいどこに行くのか気になるところだ。