「踊」は誰かの心の支えになりそうな曲
——新曲の「踊」(作曲・編曲:Giga, TeddyLoid 作詞:DECO*27)に関してはどうでしょうか?
Ado この曲はいままでの3曲とはうってかわって、ポップなEDMのようなダンスミュージックの曲調で、最初に聴いた時にはクラブで流れてそうだなと思いました。パワフルなラップのパートもあって、今までの自分が歌ってきたもの、自分の性格とは真逆のところだなと思います。自分はEDMやダンスミュージックも個人的には好きで聴いてはいたんですけれど、自分が歌うのは初めての試みでした。でも、歌詞の「踊りだせ 踊りだせ 孤独は殺菌 満員御礼」など、人々を煽るような力強いメッセージで、今までの3曲とは違った感じで誰かの心の支えになりそうな曲だなって思いました。
——歌の表現にも新しいものがありますが、どういうことを意識して歌ってましたか?
Ado 今までのドスの利いた感じと違う、クラブにいてもおかしくないような女の子の感じを表現したくて、声色を変えたり、鼻にかかるような声にしてみたりしました。キャピキャピした女子高生、10代の女の子をイメージして歌った部分はあります。でも、「半端ならK.O. ふわふわしたいならどうぞ」とか、やっぱり棘はあるなと思います。攻撃的な精神もありますね。
エレクトロニック・ダンス・ミュージックも好き
——EDMやダンスミュージックも好きで聴いていらっしゃるということでしたけども、それはどの辺のアーティストの曲を聴いてたりしたんでしょうか?
Ado ボカロっていろんなジャンルがあるじゃないですか。ジャズをボカロに歌わせる人もいれば、バンドサウンドの人もいる。その中にダブステップやEDMをやっている人もいて、それで言うと、Gigaさんとか八王子Pさんとか、雄之助さんがすごく好きです。他にもMarshmelloさんのような海外のアーティストさんや、K-POPも前から聴いていて、格好いいなと思います。
——K-POPは例えばどういった方が好きですか?
Ado BLACKPINKさんも好きですし、Red Velvetさんも好きですし、BTSさんも聴きます。あとはCLCさんだったり、“ガールクラッシュ”と言われているような、バリバリに踊っちゃう方達はとても好きです。