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公式サイトに「個数制限なしでご購入いただけます」

 古代エジプト展では、会場でしか買えない限定品の通常サイズ(7センチ)と、大きな4倍サイズ(28センチ)が販売されたという。

「今回発売したベアブリックは発売後すぐの転売相場だと、定価1万3200円の4倍サイズは約6万円、定価1980円の通常サイズは約4000円の高値がついていました。

 しかも公式店舗で限定品が発売される際には、混乱を避けるために完全事前抽選制なのですが、古代エジプト展では違ったんです。4倍サイズを購入するためには当日に配られる抽選券をゲットして、その後の抽選で当選したら購入できるシステムでしたし、通常サイズはエジプト展の公式サイトに『個数制限なしでご購入いただけます』と記載があった。これは買いにいかない理由はないですよね」(同前)

特設ショップに押し寄せた転売ヤー ©文藝春秋

開園時間前に約600人が集まっていた

 同じ発想の転売ヤーは大勢いたようだ。4月16日は開場時間の午前10時の前には、エントランス前に長蛇の列が出来ていた。行列の先頭集団は「前日の終電で渋谷に到着して徹夜で並んだ」という。

特設ショップに押し寄せた転売ヤー  ©文藝春秋

「10時の時点では、600人くらいの人がいたんじゃないですかね。コロナ禍でこんなに人が殺到しているのを見たのはここくらいです(苦笑)。並んでいたのはほとんどが転売ヤーでしょうね。みんな朝から殺気立っていましたよ」(同前)

 いまかいまかと待ち構えていた転売ヤーは、10時の開場とともに一斉に特設ショップに雪崩込んだという。

「僕らは前日から並んでいたので、開店と同時にレジに向かい『通常サイズ1000個ください』と店員さんに伝えました。ベアブリック1つにつき約2000円、計200万円の利益が出る計算になる。興奮しますよね。