5月8日、元関ジャニ∞の渋谷すばる(39)が一般女性との結婚を発表した。渋谷は関ジャニ∞ではメインボーカルで、Jr.時代は「東の滝沢、西のすばる」と現在の滝沢秀明ジャニーズ事務所副社長(39)と人気を二分した、かつてのスーパーアイドルだ。しかしこの慶事はさほど話題にならなかった。ちなみに元も含め、関ジャニのメンバーでは初の結婚だ。
結婚を目前に恋人と破局するジャニーズの宿命
ここ最近のジャニーズでは、2019年のTOKIO城島茂(50)、嵐の二宮和也(37)、2020年の生田斗真(36)とトップスターの結婚が相次いでいる。しかし一昔前なら、アイドル帝国・ジャニーズのタレントが結婚することは大事件だった。
「ジャニーさん(享年87)は、アイドルはファンに夢を売る存在であるという確固たる哲学を持っていた。アイドルと結婚、この2つが両立することはこれまでのジャニーズ事務所ではあり得ませんでした。これまでに何組ものカップルが、結婚を目前に恋人と破局しています」(スポーツ紙芸能デスク)
しかしそんななか人気絶頂の20代で結婚し、現在は結婚生活や家族を隠すことなく表に出しているジャニーズのトップスターがいる。モデルでフルート奏者のCocomi(20)とモデルのKōki,(18)の父親で、工藤静香(51)の夫・木村拓哉(48)だ。
木村と言えば、結婚どころか交際すらも許されなかった2000年12月のジャニーズにあって、28歳で工藤静香と“授かり婚”を果たした。結婚後も木村は事務所内で冷遇されることなくコンスタントに人気ドラマに出演し続け、現在の地位を築き上げてきた。
「それもこれも工藤の作戦勝ちでしょうね。当時、副社長として絶大な力を持っていたメリー喜多川名誉会長(94)との仲を深め、結婚を認めさせた。
木村以前にジャニーズの所属タレントが結婚したのは、1992年の男闘呼組・岡本健一(52)と、1994年の少年隊・植草克秀(54)、近藤真彦(56)のみ。いずれも相手はモデルや一般人など、知名度が低い女性だった。いまや“ジャニーズの長男”となった東山紀之(54)が40代半ばで2010年に木村佳乃と結婚するよりもずっと前に既婚者になっている」(スポーツ紙記者)