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「沐浴させず、胎脂もそのままにしました」夫に驚きながらも喜ばれた吉川ひなの流“洗わない”“おむつなし”育児術

『わたしが幸せになるまで 豊かな人生の見つけ方』より #1

2021/05/30
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 もちろんコロナ禍では手をよく洗ったり、ものによっては消毒することも再開したけど、ウイルスに打ち勝つためにも常在菌は大切だなぁと思う日々です。

おむつなし育児のはじめかた

 わたし流おむつなし育児のやり方を振り返ってみます。

 二人目の子は、つかまり立ちができるようになったらおむつなしを始めようと決めていたので、9ヶ月くらいからおまるでさせるようにしました。

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 まずおむつなしで一番重要なことはおむつを脱がせる、ということ。

 それまで100%おむつに頼った日々を送っていると、おむつを脱がせるなんてとても恐怖なのはよくわかります。

©iStock.com

 でも、まずは脱がせることから全ては始まるのです。

 温かくなってきた春ごろに始めるのもいいと思います。

 自分が見ててあげられる1時間でもいい。

 ノーパンにして、とりあえずおまるに座らせてみる。タイミングよく、おまるでおしっこしてくれちゃったときの感動なんて半端ないです。

 そして、どこでされてもいいように準備は万端に。

 おむつをずっとしっぱなしだった子は、おしっこを自分でも気づかず突然してしまうことが度々あります。

 そんなときはどうか顔色ひとつ変えずに、「しーしーしー」と言って、これは「しーしーしー」という行為なんだとわからせてあげるといいと思います。

 大事なソファやラグでしてしまったとき、きゃ~! と言ってしまったり、「ここでしたらだめでしょ!」と言ってしまうとベイビーが排泄の行為自体がいけないことなんだと思ってしまうので、どこでされても、たとえ心の中で叫んでいても、ベイビーに向かって「しーしーしー」とひたすら唱える(笑)。

 それをできる余裕のあるタイミングを作って続けました。

 おむつをしっぱなしになってしまっていて久しぶりに外すと、おしっこの回数がなぜだかとても増え、こきざみに排泄するのですが、しょっちゅうおむつなし時間を作っているときは排泄の間隔があいていて、なんとなく出ちゃっているのではなく、一回一回しっかりと意思を持っておしっこをしているのがわかりました。

 もちろん最初は自分でおまるに行かないので、タイミングを見計らうのはわたしの役目。

 そう決めてしまえば粗相されても自分のせいなのでイラッとせずベイビーに対して「ごめんねー」という気持ちで接していられます。