ファーストステージを勝ち上がることができた理由
クライマックスシリーズファーストステージ! 宿敵であった西武ライオンズに競り勝つことができましたぁ!
やったぁー! ばんざーい! ばんざーい!
正直、今シーズンはライオンズに対して8勝16敗1分とコテンパンにやられていた訳で、7月9日に勝利して以来ずっと勝てず、最後の最後、10月2日にやっと勝てたのが精一杯でした。
ただ、前のコラムでも書きましたがファーストステージは楽天が勝つと思ってました。それについては茂木栄五郎選手の復調や、総合的な投手陣の力量なんて事も書きましたが、一番の理由は「勝ちすぎちゃうかなぁ」です。
ホームで試合ができる、菊池雄星がいる、イーグルスには負けない。もう世間のイメージはライオンズ有利一色でした。これが全て逆プレッシャーになり、見えない重圧になっていたのでは? と考えてます。僕は中高6年間ソフトテニスをやっていましたが、勝って当然と周りが思い込んでる相手とやる事が一番嫌でしたし、高校野球でも優勝候補にあがる学校ほど最後の夏の地方大会初戦、周りが勝って当たり前と思うチームを相手にガチガチになりコロッと負けるのを何度も観ています。まぁプロ野球選手とアマチュアスポーツを一緒にしてはいけないかもしれないが、そのプレッシャーは少なからずあっただろう。
そして細かい事を言えば、夏場に勝てなかっただけで、7月9日までの対戦成績では7勝5敗で楽天が勝ち越し、近々の10月の2連戦では1勝1敗、菊池雄星投手に関しては文句のつけようはないが、2戦目の十亀投手には10月2日に土をつけ、野上投手に至っては対楽天戦は今シーズン一度しか対戦はないが初回に5点取り早々にノックアウトしている(防御率15.00)。つまりこの数字だけ見れば2つ勝てば勝ち抜けの超短期決戦ならば絶対西武が勝つなんて事にはならない。しかもペナントレースとポストシーズンは別ものと言われる中、ただただ後半勝ちすぎたせいで、世間の声は西武ライオンズ有利、勝って当然の空気。相手からすればそうとうやりにくかったのでは? と心中お察しする。そうなると相手とすれば三番勝負にはしたくなく、第2戦は落とせなかった。そこでの岸孝之投手の好投、茂木選手の先頭打者初球ホームランは思いのほか大きな一発だった。