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4月30日には6989万円の損害賠償を求める訴状が届いた

 それに、そもそも未だに契約書ももらっていなかったので、Yさんに、まずは契約書を送ってほしいと頼みました。契約書は弁護士を通じて10月後半にやっと届きました」

A子さんに届いた契約書。A子さんは「5月に契約書にサインした時は契約期間の日時は空白だったはず」と証言する。小泉氏の関係者は「書き加えたことはありえない」と否定

 損害賠償請求の通知書に対して、A子さんは弁護士を通じて、賠償金を払う意思がないことや、退所の意思を11月半ば事務所側に伝えた。すると今年4月30日、A子さんのもとへ、通知書より106万170円増額された6989万7400円の損害賠償を求める訴状が届いたのだった。

「ギャルたちがちょっとした理由でいなくなった」

 小泉社長に、訴状を送った理由や、賠償金の内訳、A子さんの個展への妨害行為について真意を問うと、書面で以下の回答があった。

〈当社としては、A子の行動により被った損害について何度も協議を試みましたが、A子側が協議に応じる姿勢を見せなかったため、やむなく訴訟の提起に至ったものです。係争中の案件ですので、詳細なコメントについては差し控えます。なお、A子側から訴状及び答弁書の提供を受けてのご質問とお見受けしますが、A子側の主張には、事実と異なる主張が多く見られます。この点については、今後の裁判にて明らかにしていく所存ですので、不確かな根拠に基づく報道はお控えください〉

 小泉氏の関係者が取材に応じ、小泉氏の声を代弁した。

「A子は適応障害と言っていますが、病気を理由に事務所を辞めると連絡してきた1週間後には船上パーティーに参加して、楽しんでいる姿をSNSにあげていたんです。今回の訴訟は小泉社長が、A子が“バックレた”ことを『人として許せない』と思ったことからはじまった。A子は自分から『入れて欲しい』といって事務所に所属することになりました。A子のために絵画を売るシステムを事務所が大金を払い作成した。準備して、まだ1円も回収していないのに契約を解除された小泉社長のことも考えてほしい。

PPAPにあわせてパラパラを踊る小泉氏(2016年 本人Facebookより)

 小泉社長の事務所は元々ギャルが多く所属しています。これまでも所属タレントとなったギャルたちがちょっとした理由ですぐにいなくなることがありました。だからこそ、契約書できっちり決まりを作って、そういうトラブルが起きないようにしているんです。A子が勝手に個展を開いたことは契約違反ですし、かかった費用や逸失利益について損害賠償を求めることも契約書には記載している。パワハラ、モラハラについては見解の相違で、社長はA子のことを考え、どうやったら絵が売れるかアドバイスしただけなのですが……」