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 戦後に現行皇室典範に基づきご結婚により皇籍を離れた元女性皇族は7人おられますが、実はこのうち過半数の4人が10月に結婚されています。古くは昭和天皇の第四皇女子(四女)の池田厚子さんが1952年10月10日に結婚されています。直近では故高円宮さまの三女・守谷絢子さんが2018年10月29日に結婚されました。その姉の千家典子さんも14年10月5日です。特に高円宮家のお二方は年齢も近く、眞子さまが意識をされていないわけはない気がします。

20歳頃の小室圭さんと眞子さま。お二人は学生時代に知り合った。今年30歳を迎える

 また、愛子さまは12月1日に20歳の誕生日を迎えられます。新型コロナウイルスの感染状況次第でどうなるかはまだ分かりませんが、成年皇族となられる節目に恒例の記者会見に臨まれる可能性があるのです。

宮内庁関係は、「愛子さまは12月1日に20歳の誕生日を迎えられます。成年皇族となられる節目に恒例の記者会見に臨まれる可能性があるのです。もし眞子さまのご結婚がこの時点で実現しておらず、成年会見の中で記者から眞子さまのご結婚について問われた愛子さまが、2月の天皇陛下の誕生日会見と同様に『多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております』などとおっしゃったとしたならば、眞子さまにとって相当なプレッシャーとなることは想像に難くありません」と証言 ©共同通信社

 もし眞子さまのご結婚がこの時点で実現しておらず、成年会見の中で記者から眞子さまのご結婚について問われた愛子さまが、2月の天皇陛下の誕生日会見と同様に『多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております』などとおっしゃったとしたならば、眞子さまにとって相当なプレッシャーとなることは想像に難くありません。納采の儀を経ずとも秋をめどにご結婚を実現させたいお気持ちは、依然としてお強いのではないでしょうか」(同前)

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「旧宮家」の言及を潜り込ませようと画策してきた保守派

 女性天皇待望論や女系天皇容認論が国民世論の中で強まっている一方で、自民党保守派やその支持層に根強い男系男子の皇統死守論に配慮し、政府による意見集約は結論めいたものにはならないとみられており、皇位継承順位も当面は変更しない見込みだとされる。

 ある自民党関係者は言う。

悠仁さま 宮内庁提供

「党内外の保守派にとって重要な点は、政府の公文書に旧宮家の子孫が皇籍を取得する可能性を書き込むことにあります。保守派勢力はかねてより有識者会議が発足した場合のテーマの中に『旧宮家』について潜り込ませようと画策してきた経緯があります。女性皇族が結婚後も皇室に残る女性宮家創設との両論併記になったとしても、旧宮家に言及した公的な文書が作成されれば快挙といっても過言ではないのです」