「親方」の死後に豪遊していた女帝たち
「瑠美さんとはレベルが違うくらい太っていて、相撲取りのようだから『親方』。医者からも食事をストップするよう言われていたのに、みゆ達が更に無理やり食べさせていた。で、心不全か何かで亡くなってしまったようです。みゆ達がカモにしていて、ホストクラブにも連れてきていました。瑠美さんが亡くなったとき、真っ先に親方の顔が浮かびました」
そう言って、Xさんはさらに衝撃的な話を続けた。
「みゆたちは親方に保険をかけさせていたみたいなんですよね。まこっちゃん(岸被告)が親方が亡くなる直前に婚姻関係になったので、親方が亡くなると保険金がまこっちゃんに支払われた。親方が亡くなった後、みゆ達を中洲の繁華街でよく見かけました。保険金で豪遊していたのかもしれません。生前、親方はよくヒラヒラのワンピースを着ていたのですが、太りだした瑠美さんも同じような服を着ていた。みゆ達に着せられていたんだと思います」
Xさんは、同乗した瑠美さんの遺体を運ぶ車中で、「岸被告が『まだ(瑠美さんに)保険金をかけていなかったのに』と言っていた」と証言している(「太宰府ホスト漬け傷害致死事件 関係者Xさんの告白 #1」)。
車中では、山本被告が電話をかけた田中被告が「美奈子の時はあざがなかったから良かった」とも発言したという。美奈子さんの死は、瑠美さんと同じような状況に追い込まれた末の結果だったのだろうか。
「みゆもまこっちゃんも、よくシャネルとか高級ブランド品を身に着けていたのですが、全部偽物でしたよ。一度、自分がみゆのバッグを持った時に、持ち手が取れてしまったことがあった。アロンアルファで修繕しようと思ったら、すでに何度か接着剤でつけた跡がありました。
みゆから『シャネルのバッグだ』とプレゼントされた知人女性は、バッグが緑色のビニール袋に入っていたと言ってましたね。ひたすらホスト遊びに金を遣い、偽物の高級品で虚栄心を満たしていた。みゆらしいですが、そんな見栄のために瑠美さんや親方が犠牲になったのだとしたら、やるせないですよ」
偽のブランド品で身を包み、周囲に見せつけるように中洲で豪遊をしていた山本被告と岸被告。17歳年の離れた2人は恋人関係にあったとされるが、法廷では「暴行する岸被告(山本被告)を止めようとしたが怖かった」などと責任を押し付け合っている。
X氏は「みゆが頭で、まこっちゃんは手足でしたよ」と2人の関係を振り返った。
その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。