各球団にはそれぞれマスコットキャラクターが存在する。それぞれが「個性」を持っていて、様々なパフォーマンスで各球場を盛り上げている。我らのソフトバンクホークスのメインのマスコットキャラクターは「ハリーホーク」だ。

 ハリーホークは普段から動きにもキレがあり、ハイレベルなダンスも踊れるし、バク転も十数回出来るし、ホークス選手のスタメン発表と共にその選手のバッティングフォームのモノマネまでも出来る、エンターテイナーなキャラクターなのである。(僕が薄毛を芸にしているということまで知っている)

 個人的には「ハリーホーク」が12球団ナンバーワンのマスコットキャラクターだと思っている。

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ハリーホーク

 他球団のファンの方から「いやいや! うちのマスコットキャラクターの方が!」という声も聞こえて来そうだがその言葉は一旦飲み込んで頂いて、明確にホークスマスコットキャラクターが12球団ナンバーワンだと断言できる事がある。

 それは「ファミリーの多さ」だ。

 ホークスのマスコットキャラクターは「ハリーホーク」をはじめとしたマスコットキャラクター達を称して「ホークファミリー」と呼ぶ。

「ホークファミリー」のキャラクターはプロフィールが公開されているだけでもなんと! “13キャラクター”もいるのだ! この数字は12球団でダントツ。

 プロ野球界のサザエさんだ。(作者の長谷川町子先生も福岡ですしね)

ホークファミリーの家系図

 上の図に加え、平和台球場を本拠地としていた1989年から1992年まではハリーホークのお兄ちゃんの「ホーマーホーク」、その奥さんの「ハピーホーク」、そして2人の子供の「ハーウィーホーク」「ヘーゼルホーク」がメインマスコットキャラクターだったが、1993年に福岡ドーム(現PayPayドーム)に本拠地を移転するにあたり、ハリーホークがメインキャラクターになった。

 しかし、皆さん家系図をを見て皆さんお気づきであろうか。

 これだけのファミリーがいるにも関わらず、ハリーホークの両親がいないのだ。ホークファミリーは“13キャラクター”もいるし、ハリーホークの叔父叔母にあたる「ホンキーホーク」「ヘレンホーク」はいるのにだ。色んな家庭環境があるのでハリーホークの両親問題を掘り下げるのはここまでとするが、ホークファミリーの気になる点はこれだけではないのだ。

 今回は他にも皆さんも気になっているであろうホークファミリーの問題を徹底解剖していきたいと思う。

ハックリックホック問題と恋の行方問題

 ホークファミリーには「ハック(7歳)」「リック(5歳)」「ホック(3歳)」という可愛い3兄弟がいる。この3兄弟の頭文字を見ると「ハリーホーク」の名前から一文字ずつ取っているのが分かる。ということはハリーホークがこの3兄弟の父親? もしくは兄?と思いきやどちらでもなく、甥っ子だそうだ。

ハック、リック、ホック

 なるほど! ハリーホークのお兄ちゃんの「ホーマーホーク」と「ハピーホーク」の子供ということか。と思いきや、それも違う。

 この3兄弟の両親も不明なのだ。色んな家庭環境があるので「ハック」「リック」「ホック」の両親問題も掘り下げるのはここまでとする。

ハリーホークとハニーホークのプロフィール

 ハリーホークとハニーホークの関係性だが、ダイエー時代のハニーホークのプロフィールには「ハリーのファン」と書いてあったが、ソフトバンクになってからのハニーホークのプロフィールは「ガールフレンド」と書き替えられている。

 そう! ハニーホークの片思いが実ったのだ。ずっと片思いでハリーホークを応援してきたハニーホーク。最初はハリーホークも、ファンに手を出して良いものか?という葛藤があったかもしれない。でも、ハニーホークの真っ直ぐな想いに魅せられた。そして、ハニーホークに対して、決して遊びではなく本気だったということだろう。球団名が変わるどさくさに紛れて2人は見事結ばれたのである。今後2人がさらに愛を育むのを暖かく見守っていきたい。

 と、一見微笑ましい恋愛話かと思いきや、2人のプロフィールをさらに見ていくと気がかりなことがあった。ハニーの“好きなもの”には、一番最初に「ハリー」と書いてある。自他共に認めるハリー好きというのがよく分かる。もしくは、ハニーホーク自身が公言することによって「ハリーは私のものよ!」と他の女子を近づけない為のバリア的な計算があってなのかもしれない。どちらにせよハニーホークの強い想いが伝わる。

 では次にハリーホークの“好きなもの“を見てみよう。

「アイスクリーム、ポップコーン」。

 あれ? 「ハニー」の文字が見当たらない。

 大丈夫なのか? 想いはハニーホークの一方通行なのか? ハニーホークはこの事を知っているのか? それに、23歳の大人の男のチョイスにしてはあまりにも無邪気すぎる。しかし、私は逆に納得させられた。

 なるほど、バク転をバシッと決める格好良いハリーホークが「アイスクリーム、ポップコーン」が好きという子供っぽさ。このギャップにハニーホークは惹かれた所もあるのだろう。どうやら外野が口を挟むスキは無いようだ。