大手芸能事務所を辞めたら数年間は干されて消える――そんな噂がまことしやかに囁かれたのは過去の話。男性アイドルの宝の山であるジャニーズ事務所や、お笑い芸人の総本山と言える吉本興業を辞める人気タレントが近年急増しています。そして、そういった芸能人たちも、テレビや映画で活躍し続けているのです。

 “美の総合商社”と称され、売れっ子の女優や女性モデルを多数抱えていたオスカープロモーションも、会長の娘婿の方針によって社内の体制や空気がだいぶ変わったこという報道があり、退社ラッシュが続いていました。

10月から『ドクターX』の新シリーズが放送される米倉涼子さん ©getty

 2019年12月に忽那汐里さん。2020年3月に米倉涼子さん、岡田結実さん、ヨンアさん。2020年4月に長谷川潤さん。2020年8月に剛力彩芽さん、紫吹淳さん、福田沙紀さん、堀田茜さん。2020年10月に森泉さん。まだほかにもいますが、わずか1年弱の間に続々と人気タレントが退社していったのです。

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 しかしジャニーズや吉本興業を辞めていった売れっ子たちと同様に、オスカー退社組も変わらぬ活躍を続けているタレントが多い印象です。そこで今回は、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーである筆者が、オスカー退社が衝撃的だった米倉涼子さん、岡田結実さん、剛力彩芽さん、3人の独立後の現在地を紹介・考察していきます。

独立後の米倉を救うのは“大門未知子”?
米倉涼子(45歳/2020年3月オスカー退社)

 1992年から約27年もオスカーに在籍し、医療ドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』シリーズ(テレビ朝日系)などの主演で、稼ぎ頭となっていた米倉涼子さんが退社したのは2020年3月でした。

 退社後も「楽天モバイル」や「カナデル」のCMなどに出演し、今年10月からは高視聴率を連発していた『ドクターX』の第7シリーズが開始されることも発表。また、今年3月に『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)、4月に『しゃべくり007』(日本テレビ系)、5月には『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)と、各局のバラエティ番組へも積極的に出演していました。