昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「白髪はアッシュに染めやすい」「パーソナルカラーを意識」アラフィフが知らない、グレイヘアの“常識”

野宮真貴61歳 & 松本孝美55歳 & 渡辺満里奈50歳の『大人の女史会』にようこそ。

 50代からの人生を楽しもう! が合言葉の、野宮真貴さん、松本孝美さん、渡辺満里奈さんの「大人女史会」。今回は、松本さん行きつけの美容室「kakimoto arms」のカラーリスト岩上晴美さんをお迎えしグレイヘアについて考えました。

 渡辺満里奈さん、野宮真貴さん、松本孝美さん (c)杉山拓也/文藝春秋

白髪は隠さない方法もある

松本 40代になった頃から白髪がチラホラと出てくるようになって。なんとなくずっと普通のカラーで隠してきたんだけど、あるとき、岩上さんに言われたんです。「隠さない方法もあるんですよ。白髪をハイライトにすればいいんです」って。それが結構、目から鱗。あ、そうか、って。

岩上 白髪になると、絶対に染めたい人と、目立たなければいいという人、染めたくないという人、大きく分けるとこの3パターンにわかれるんですが、グレイヘアブームもあって、孝美さんのように目立たなければいいという人が最近すごく多いんです。そういう場合は白髪をハイライトとして考えて、全体に馴染ませればいいんじゃないかなって。髪の毛にも動きが出るし、染める時間もそんなにかからないですし。

 私は、白髪が出たら隠さなければならないという考え方を変えたいと思ってるんです。美容師さんたちも白髪は暗い色で隠すものと思い込んでいる人が多いですし。

松本 まずは意識改革から。

岩上 そうなんです。

週刊文春WOMAN vol.10(2021年 夏号)

渡辺 近藤サトさんのようにまったく染めずグレイにするのは勇気がいるし、第一、似合う顔、似合わない顔があると思うんですよね。サトさんのように、はっきりした顔立ちじゃないと難しいんじゃないかなって。

岩上 皆さんそうおっしゃるんですけれど、そんなことはないと思います。

渡辺 さっぱり顔でも?

岩上 顔が似合う似合わないではなく、意識なんじゃないかなと思います。

野宮 グレイヘアにしたからこそ、洋服を整えたり、赤い口紅を付けたり、より気を遣うことが大切ですね。個性的なメガネをかけてみるとか、アクセサリーをするとか。

岩上さんのグレイヘア専用インスタグラム@harumiiwakamiより
※ヘアカラー全般については@harumiing
岩上さんのグレイヘア専用インスタグラム@harumiiwakamiより
※ヘアカラー全般については@harumiing

岩上 大事だと思います。じゃないと、ただ疲れた人、何もかも諦めた人みたいになってしまうと思うので。

松本 グレイになったわけじゃないけど、諦めがち(笑)。

渡辺 じゃあ、グレイヘアの場合、どんなメイクだと似合いますか?

岩上 野宮さんがおっしゃるように、赤い口紅だとか、はっきり何かワンポイントがあるのがいいかなと思います。あとは、今まで前髪がなかった人は前髪を作るとか、ロングの方はバシッとショートにするとか。

一同 なるほど~。

岩上 あと、どんな人にもパーソナルカラーというものがあって、それは、その人自身のお色、お肌の色や瞳の色や髪の色、そこにその人の雰囲気が調和する色のことなんですが、それに合わせた髪の色にするだけでも違うんです。なので、私がご提案しているのは、全てをグレイにしたり、一つの色に染めるのではなく、白髪を肯定的に捉え、パーソナルカラーにあったお色を入れていくことなんです。