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「ボツになった扉絵をTwitterで…」「2週間で質問4000件以上」 《神光臨》漫画家・高橋留美子さんが公式Twitterを開設したワケ

森脇健人さんインタビュー#1

2021/07/04

genre : エンタメ, 読書

note

同じQ&Aでも反響は段違い

──去年「モリケン/週刊少年サンデー編集部」さんが展開したQ&Aを再掲載していますが、前回と反響の違いなどありましたか。

森脇 段違いです。同じ質問への返答でも、僕がつぶやいていたときは1万いいねだったものが、公式だとあっという間に3.5万いいねがついたり。フォロワー数の母体が多いという側面はありますが、「公式」なので、説得力が違うんですよね。

 僕がつぶやいていたときも結構な数の返信をいただいたんですが、「公式」で高橋先生がつぶやいているということで、毎回ネットニュースでも取り上げていただいています。

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 いちばん反響が大きかったのは、先生の仕事のスケジュールに関する投稿でした。睡眠時間が少ないという投稿に対し、驚きよりも「寝てください」「お身体大事にしてください」と先生の健康を心配するコメントを大量にいただき、あらためて先生からの「昼寝うたた寝、してます」というコメントを掲載しました。

「漫画家に向いている人と向いていないの違いってなんですか?」という質問に対する回答にも3.5万いいねがつき、「心に沁みた」「すべての職業に通じる」「ありがたいお言葉」など、嬉しいコメントを多くいただきました。

2週間の募集で寄せられた質問は4000件以上

──高橋先生の素顔や私生活が垣間見えるところがファンにとってはたまらない部分だと思います。今回も新たに質問を募集されていましたが、反響はさらに大きかったのでは。

森脇 先生の作品はターゲットもジャンルもバラエティに富んでいるので、あらゆる方位からの質問が寄せられました。

いちばん反響が大きかったのは、仕事のスケジュールに関する投稿だという

「最終話のあと、主人公はどうなったんですか」という作品に関する細かい質問も多くありましたし、漫画家としての姿勢やプライベートな部分を聞く質問、先生がお好きな阪神についての質問など、本当にたくさんのご質問をいただきました。2週間の募集で4000件以上の質問が寄せられたので、まずは6月1日から1日1問ずつ、回答を投稿しています。また、これからどの質問を掲載するか、先生と相談しています。