中学3年生で月収1000万円を稼いだYouTuber・SNSマーケターのキメラゴンさん(17)。2021年1月には「不登校中学生だった僕の月収8桁の稼ぎ方」(KADOKAWA)を刊行し、ツイッターのフォロワー数は6万4000人を超える。現在はN高に通う高校1年生。一時は、自ら稼いだお金で勝どきのタワーマンションを借りていたという。

 若い起業家、ビジネス系YouTuberの中でも一際目を引く存在であり、現在も月に200~300万円を稼ぐ現役高校生はどんな生活をしているのか。

キメラゴンさん Ⓒ文藝春秋/撮影・宮崎慎之輔

月収1000万円へ到達したサイクルとは?

――月収1000万円というのが話題になりましたが、どんな仕事をされているんですか。

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キメラゴン インフルエンサーを目指したりとSNSの発信力を高めたい社会人向けのコンサルティングや、SNSマーケティングの手法をテキストでまとめた教材の販売で稼いでます。

 1月あたりの収入が1100万を超えたのは中学3年生の冬で当時の内訳は有料noteの販売が1000万円で大半を占めて、残りの100万は中学生向けの講演料など。中3の夏にnoteの有料販売をはじめて、初月が5万、そこから10万、15万、350万、1100万と伸びました。2カ月目に僕のことがハーバー・ビジネス・オンラインで取り上げられ、Yahoo!ニュースに転載されてバズってnoteに人が流入し、それがまた話題になって……というサイクルになって1000万円を超えました。

 現在の平均は月に200~300万ぐらい。今はnoteの販売はしていませんが、個人コンサルで200万稼ぐ月もあれば、教材を売る額が多い月もあるので、収入の内訳は月ごとに変わります。

キメラゴンさんが自腹で借りていた勝どきのタワーマンション Ⓒ文藝春秋/撮影・宮崎慎之輔

「うーん何に使ったんだろう」

――1000万円は大金ですが、何に使っているんですか。

キメラゴン それが覚えてないんですよね。貯金はそれほど貯まっていないので使っているとは思うんですが…(笑)。「CULLNI」というブランドの洋服が好きでよく買っていますが、2~3万円ぐらいのものを年に15点くらいですし。仕事用のMacBookは40万円くらい。あとはLINEマンガに1年で30万円以上払いましたけど、これも1月あたりで言えば大した額ではないですよね。うーん何に使ったんだろう。仕事以外に趣味がないんですよね。

――タワーマンションの家賃は自分で払っているんですか?

キメラゴン もちろん自分で払ってましたけど、すぐ飽きて先月引っ越しました(笑)。勝どきの58階建てのタワマンの最上階で、家賃は55万円でした。昨年9月に引っ越して、最初は達成感もあったし、仕事の先輩を呼んだりすると喜ばれはしましたけど、僕は新宿で遊ぶことが多いのでアクセスも悪く割に合わないな、と思って。

Twitterのフォロワーは6万人以上

 知り合いの飲食店経営の社長さんが紹介してくれて敷金礼金がかからなかったのと、タワマンに住む前は彼女と一緒に住んでいたので、実家を出たい気持ちもありました。結局、タワマンは友達と3人暮らしになったんですけど誰も掃除をしないしぐちゃぐちゃでした。まぁいい経験にはなりました。