小学5年生の時に株取引を始め、これまですでに1000万円以上を稼いだという12歳の投資家・はるさん(仮名)。その日常は、毎朝5時に起きて相場チェックをし、授業中にもスマホでトレード。私立の名門進学校に通い、生徒会長も務めていた。

 これまで取り上げた「中学3年生で月収1000万円を稼いだ」YouTuber・SNSマーケターのキメラゴンのような起業家たちとは全くタイプの違う“令和のスーパー中学生”だ。「義務教育は“人間の最低レベル”を身に着けるために必要なもの」と語り、外資系金融機関に勤めたいと人生の展望を語る中学1年生の実態とは。本人に詳しく話を聞いた。

写真はイメージ ©iStock

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小学校5年生から卒業までに1000万円を稼いだ

――いつから株取引を始めたのですか。

はる 小5の時に父に100万円をもらって株式投資をはじめました。小学校卒業までに1000万円は稼ぎましたね。今年4月に「小学生投資家」から「中学生投資家」になったばかりで、今は有名私立中学の1年生です。成績は学年で上位5位以内をキープしています。

 コロナの状況次第ですが、高校卒業までにはアメリカに1年間留学をする予定で、将来はUCLA(カリフォルニア大学LA校)かMIT(マサチューセッツ工科大学)に行きたいと思っています。日本なら…まぁ京大か東大ですかね。金融と経営を学ぼうと考えています。

中学生投資家のはるさん 本人提供

小学校では生徒会長も務めた

――学校生活と株取引をどう両立させているのでしょうか。

はる 小学校の時はスマホを使って授業中も頻繁に取引していました。スマホの持ち込みは不可でしたが、教室では一番後ろの席でしたし、やりたい放題でした(笑)。小学生の時にはもう高校の勉強もはじめていたので、授業は簡単でしたから。必修のITの授業も簡単すぎました。

 学校生活もしっかりとこなしていますよ。小学校では生徒会長もやっていましたし、友達はかなり多い方です。クラスというか、学校の盛り上げ役を自負しています。でも、周りで同じように株をやっている友達はいませんね。今は塾と部活で忙しいですが、趣味はカフェで音楽を聴きながらパソコンを触り、株取引とニュースを見ることです。