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朝5時に起き、相場をチェック。授業中でもiPadで…

――1日のスケジュールを簡単に教えてください。

はる 朝5時に起き、その日の大まかな相場をスマホでチェックします。電車での通学中や、お昼ご飯を食べている時も確認します。帰宅後にはまた相場チェック。株のポジションがある場合は、授業中でもiPadを広げて見ています。所属しているバレーボール部の活動や生徒会、塾が忙しく、睡眠時間は4時間ぐらい。過酷ですが、充実した疲れですね。

中学1年生らしく、棚には部活動で打ち込むバレーボールも 本人提供

 休日は早起きして掃除や犬の散歩を済ませて、カフェにいったりウインドーショッピングをしたりしています。彼女がいたときはぶらぶらデートをしていましたね。大量の宿題もこなさなければいけないので、休日はあっという間に終わります。

――小学生がいきなり株取引をするのはハードルが高いと思いますが…。

はる 何の銘柄か覚えていませんが、低位株を100株ほど買ったのが初めてで、5分後には売却しました。いわゆる「チキン」ってやつですね。通学時間が長いので株の本を毎日読み倒していました。学校の勉強の何倍もして、1年後には「材料が出たからここで買いだな」とか、市場のリズムがわかり始めました。構成銘柄は、時期でめちゃくちゃ変化します。ワクチンが話題になりはじめた時はワクチン銘柄ですし、今は脱炭素と半導体。あと今一番ホットなのは水害対策ですかね。IPO(新規上場株式)には一切手をつけません。データが少なすぎてギャンブル過ぎるからです。

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銘柄を選ぶ基準は“連想ゲーム”

――どういう基準で銘柄を選ぶのでしょうか。

はる 銘柄を選ぶ基準は“連想ゲーム”ですね。例えば『鈴与シンワート』は「脱ハンコ」の動きが加速するなかでDX銘柄としてめちゃくちゃ安かったので、狙いました。昨年9月から急騰し、10月がピークで売り抜けて、かなりの利益が出ました。また、ファイザーのワクチンが低温でしか運べないと報道された当日、低温輸送庫を作っている『ツインバード』を狙いました。

 他には『不二硝子』。小学生にとっては馴染みがないですが、ワクチン開発が加速するなら、ワクチンを入れる専用のガラスが必要だと思いますよね? もちろん他のガラスメーカーもあるのですが、調べた結果、ここ1択で攻めました。連想ゲームのために毎日ニュースは欠かさず見ています。“カップウィズハンドル”とか、“三尊天井”みたいに、都市伝説的に言われているチャートの形だけを見て銘柄を買うことはありません。連想ゲームで材料があれば、株は上がるはずです。