昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

――デザイナーとしてのスタートは順調だったのでしょうか。

コンドウ 中2の頃に仕事としてデザインを始めたんですが、最初の半年で1万円ぐらいしか稼げませんでした。普通わざわざ中学生に仕事なんて発注しませんよね。でも、中学生で1万円稼いだ、というのは大きな自信になりましたね。それで調べて「クラウドソーシング」にたどりつき、フリーランスの仲介サイト「ココナラ」で営業をかけ始めました。

 その頃にツイッターで「親の年収を超えてやるぜ」と豪語したところ、イケダハヤトさんにリツイートされて「いいね」が1000を超えてフォロワーも600から1200に倍になりました。あの時はめちゃくちゃ興奮しましたね。

コンドウハルキさん Ⓒ文藝春秋/撮影・宮崎慎之輔

 そこから徐々に単価が安いクラウドソーシングから人脈で案件が来るようになりました。

「義務教育は誰も得しない」

――中学校3年生から“自ら”不登校を選んだとお聞きしました。

コンドウ 僕は先天性弱視なので分厚い眼鏡をかけていて、小学校ではいじめられたりもしました。それでも中学では柔道部に入ったりして普通にやってたんですけど、練習が終わって宿題をやると夜10時。これじゃ仕事ができないと思い、少し寂しかったですが中学3年生の夏休み明けから不登校を選びました。

――義務教育についてはどう思いますか?

コンドウ クソですね。義務教育って頭がいい人と悪い人の中間のレベルで授業が進むんで、どっちの人のためにもならないんですよ。誰も得しないというか……。学校へ通うのをやめてビジネスをやると先生に話したときは、先生たちも理解してくれたので、僕の場合は周囲の大人には助けられたのかなとは思いますけど。

デザインした六本木の会員制シーシャバー Ⓒ本人Twitterより

――今は高校に通っているんですよね。

コンドウ はい、僕もN高に通っています。生涯年収で見た時に、中卒と高卒で比較すると1000万円単位で違うので、3年間のコスパを考えると「高卒」はおいしいんです。

 あと実は、僕はキメラゴンと違って勉強はできるんですよ(笑)。中学生の同級生が何百人かいる中で、定期テストの順位は1桁でしたし。友達と仲が悪くなったわけでもないし、卒業式も行きました。

 大学は誰でも入れるところにただ行くのは意味ないですけど、東大とかならアリかなと。知り合いに1年で「E判定」から東大にいった人がいて、ノウハウを教えてもらって本気出せば行けると思うんですよね。