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AV業界は意外と普通で「面白い場所」だと知ってほしい

――ちなみにAV男優の仕事を漫画の形で伝えようと思ったのはどういう経緯からだったんですか?

蛙野 最初は「仕事で今日こんなことがあって~」というのを、友達向けにミクシィの中で描いていたんですよ。そのうち友達のひとりが、当時、峰なゆかさんの『アラサーちゃん』が結構売れていたので、あんな感じで「『男優ちゃん』があったら俺、買うわ」と言ってくれて。「じゃあ俺、描くわ!」みたいな軽いやり取りから、ツイッターに描いたのを上げたんです。そしたらそれがバズって、何となく毎日描かないといけない感じになって。ストックもないので、本当に毎日、描いては載せ、描いては載せとやっていたので、それをまとめて同人誌にして、夏のコミックマーケットに出したんです。そしたらそれを編集さんが見つけてくれて、「連載で」という話になりました。

――なるほど。漫画では読者にどんなことを伝えたいですか。

蛙野 AV業界って意外と普通というか、「面白い場所」だと知ってほしいです。「怖いところじゃないよ」と。スタッフには普通の映像作品と同じようにアーティスト気質の人もいれば、サラリーマンっぽい人もいる。

 業界的にはアウトローな人がアウトローなことをしていると思われがちなんですけど、実態は真面目な人たちが真面目に作っていると。男優も基本的には個人事業主で、自分で仕事を取らないといけないので、結局生き残るのは真面目な人なんですよね。

 

――ところで、プライベートでも仕事で学んだ技術は活きるんですか。

蛙野 ほぼ活きないですね(笑)。AVだとだいたい3つか4つは体位を入れないといけないんですけど、普通はそんなこと絶対しないので!

撮影=杉山ヒデキ/文藝春秋

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