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その3:なにげに便利? ボタンのない背面で操作を実行できる「背面タップ機能」

 次に紹介するのは、背面タップ機能です。これはiPhoneの背面をダブルタップもしくはトリプルタップすることで、特定の操作が実行できるという機能です。具体的には音量を下げたり、Siriを立ち上げたり、スクリーンショットを取ったりといった具合に、さまざまな操作を割り当てられます。

 特に物理的なボタンがあるわけでもなければ、またタッチパネルでもない背面を叩いて操作できるというユニークな機能ゆえ、iOS 14へのアップデートでこの機能が初めて追加された時には、ネット上でも話題になりました。

「アクセシビリティ」の「タッチ」にある「背面タップ」をオンにします
ダブルタップとトリプルタップ、それぞれに異なるアクションを割り当てられます
割り当てられるアクションはさまざまですが、誤反応が起こっても問題ないアクションは、実はそれほど多くはありません
背面をタップすることで指定のアクションが実行されます。ボタンもなければ画面でもないので不思議な感覚です

 もっとも、背面のタップは無意識に行っていることも多いため、スクリーンショットなどの機能を割り当てていると、iPhoneをポケットに入れている間に知らないうちに大量のスクリーンショットが保存されてしまうなど、誤操作につながることがあります。ダブルタップにはあえて機能を割り当てず、誤操作が起きにくいトリプルタップにのみ機能を割り当てるというのもひとつの方法でしょう。

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 また割り当てる機能は、音量のミュートのように、うっかり誤操作をしても誰にも迷惑をかけない機能がおすすめです。いつの間にか実行されるとトラブルにつながりかねない機能、例えば音量を上げる機能などは避けたほうが無難でしょう。何かひとつ機能を割り当てたら、日常利用の中で不用意に起動しないかどうか、テストしつつ使うのが、うまく活用するためのコツと言えそうです。