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その4:他人に貸したiPhoneをあちこち覗かれないための「アクセスガイド」

 写真を撮ってもらうために相手に一時的にiPhoneを貸す場合など、ほかの機能を勝手に使われたり、プライベートなデータを覗き見られないか、心配になることが稀にあります。こうした場合に便利なのが「アクセスガイド」という機能です。

 これは、利用できるアプリを一時的にひとつだけに絞る機能で、写真を撮ってもらう場合に利用対象をカメラアプリだけに限定しておけば、勝手にブラウザを起動されたり、メールやSMSを開かれることもありません。

「アクセシビリティ」の「アクセスガイド」をオンにします
例えばカメラアプリだけを使えるよう設定したい場合、カメラアプリを開いた状態で電源ボタンをトリプルクリックするとこのような画面が表示されますので、「アクセスガイド」を選びます。これにより、ほかのアプリが使用禁止になります
ふたたび電源ボタンをトリプルクリックすると解除されます。任意のエリア、例えばこの画面左下のプレビュー表示を使用禁止にすることもできます

 またアプリ内の特定のボタンだけ無効化することもできますので、カメラアプリで写真以外(ビデオやパノラマなど)に切り替えさせないといった使い方もできるほか、時間制限などのオプションもあり、組み合わせ次第でさまざまな制限をかけられます。

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 おもに他人にiPhoneを一時的に貸す場合に大活躍するこの機能ですが、利用できるアプリがひとつしか選べないため、iPhoneで音楽を聴きながら設定を完了させると、音楽の停止や音量調整すらできなくなったりと、いまいち融通がきかない一面もあります。もちろん管理者であればすぐに無効化できますので実害はないのですが、試す時には解除の方法(トリプルクリック)は、しっかりと把握しておきましょう。