総投票数は2000万超え! あのキティちゃんがトップ5にすら手が届かないという大変な激戦となった2021年のサンリオキャラクター大賞。サンリオの魅力にどっぷりハマっているライターの朝岡真梨が、今更聞けないリアルな裏事情を解説します。
サンリオのスーパーアイドル「シナモロール」とは?!
ふわふわした真っ白なキャラクター・シナモロール。通称シナモン。ご存じですか? Twitterのフォロワーが70万人近くいるんですよ。おととしはキャラクター史上初となるジュノン・スーパーボーイ・コンテストで審査員特別賞を受賞し、昨年はアイドルとしてCDデビュー、そのうえ渋谷のタワレコを訪問するなど、従来のキャラクターの概念を超えて本気でアイドル活動をしながら着々と大人の階段を駆け上ってゆく“白いこいぬの男の子”が、2021年のサンリオキャラクター大賞で王者に輝きました。昨年に続いての連覇という快挙です。
みるくとお空のおさんぽ中〜♪ pic.twitter.com/zmgf8g6it6
— シナモン【公式】 (@cinnamon_sanrio) July 2, 2021
ゴールデンボンバーの歌広場淳さんやSnow Manの渡辺翔太さんとお友だちという、芸能界での交友関係の広さにも驚かされるわけですが、サンリオキャラクター大賞結果発表のステージでもアイドルグループJO1とコラボしてパフォーマンスを披露するなど、強烈な存在感をかましておりました。
注意:みんなに「シナモン、シナモン」って呼ばれていますが、シナモンロールは誤表記です。正式名称はシナモロール(「ン」は入りません!)。
「ポムポムプリン」の流しそうめん独占事件
一方、例年、シナモンと激しいトップ争いを繰り広げているのが、ゴールデンレトリバーの男のコ・ポムポムプリンです。こちらもTwitterのフォロワー60万人越え。今年はデビュー25周年のアニバーサリーイヤーということで1位の大本命だったのですが、圧倒的なシナモンの組織票には敵わず。最後の最後に、逆転を許してしまうというドラマチックな展開になりました。
食いしん坊キャラとして、そのぽっちゃりな体型がチャームポイントのポムポムプリンなんですが、夏になると思い出されるのが「流しそうめん独占事件」。3年前、Twitter上でちょっとした騒ぎを起こしていたんですよ。
流しそうめんだよ~♪ みんな、ケンカはしないでね~! pic.twitter.com/ZXZb8Peh1C
— ポムポムプリン【公式】 (@purin_sanrio) August 16, 2018
なんと! ポムポムプリンが上流で流しそうめんを流さずに独占! 最下流にいるウサギの女のコ・パウダーちゃんに関しては、麺つゆのカップすら持っていないという涙を誘うイラストが公式アカウントから発信されたのです。これは「現代社会の縮図を示す風刺画ではないか?」なーんていう憶測も飛ぶような騒ぎになったわけですが、この翌年、今度はプリンが自らわんこそばを、そして昨年は冷やしラーメンをせっせと流していて、その精神面での成長ぶりにホッコリさせられたりもしました。
どんどん流すよ~! pic.twitter.com/XD6CNMAisQ
— ポムポムプリン【公式】 (@purin_sanrio) August 23, 2019
今年はラーメンを流しちゃうよ~♪ pic.twitter.com/TE2BrlzSHB
— ポムポムプリン【公式】 (@purin_sanrio) July 30, 2020
コロナ禍でのプリンくんはマスク着用でラーメン作りに専念。単なる食いしん坊キャラというだけではないのが彼の魅力なのであります。アイドル路線のシナモンよりもプリンに肩入れしたい人も多いのでは!?