文春オンライン

2021/08/11

ピューロランドから出入り禁止をくらった「ぐでたま」

 事件といえば、多摩市にあるサンリオピューロランドから出禁を食らったサンリオキャラクターもいます。御存知「ぐでたま」です。

 呼ばれてもいないパレードへゲリラ的に乱入したことでピューロ側ともめてしまい、一時はニセたまさん(黄色いタイツの男)の説得により事なきを得たものの、その約2週間後、ピューロランド入り口付近で寝そべるグリーティングを勝手に行ったことが致命傷となり、正式に出入り禁止処分を言い渡されてしまいました。(すでに出禁は解除されていますので安心して遊びに行ってください)

 やる気があるんだかないんだか…、まさに予測不能な動きをするぐでたま。さとり世代の部下たちの思考回路がどうなってんのか理解できず、途方に暮れそうになられている方は、「こんな時、ぐでたまならどうするだろう?」とご参考にされてみたりするといいと思います。

「はぴだんぶい」から学ぶ失われた20年からの復活

 そして79~93年にデビューしたキャラクター、ポチャッコ・タキシードサム・けろけろけろっぴ・バッドばつ丸・ハンギョドン・あひるのペックルの6キャラクターからなるユニット「はぴだんぶい」にもご注目ください。

「はぴだんぶい」というユニット名の由来は、ハッピーになりたい男子たち、V字回復をねらう。もう、正直、ダサい。でもこのダサさがジワってきませんか?

 91~95年にサンリオキャラクター大賞を5連覇したポチャッコをはじめ、どのキャラクターもデビューした当時こそ、自身の商品がたくさん売り出されていたのですが、2000年代に入るとマイメロディやシナモロールといった他キャラクターの勢いに押されてしまい、キャラ大での順位も低迷。人気がなければ新しい商品も開発されないという厳しい現実にぶち当たってしまったコたちばかり。

 しかし近年、懐かしブームの波に乗って彼らが再注目をされているんです。一人じゃ小さい力でも、みんなで協力すれば大きな力になる。自分にスポットライトが当たらない時期も、自分らしさを大切にしてきたことで勢いを取り戻してきた彼らから発信される「大丈夫! 君は君のままで、きっとうまくいく」という前向きなメッセージはバブル以降の混迷した時代を乗り切ってきた我々の胸に熱く突き刺さるのであります。