レムプラス神戸三宮(神戸市中央区)“ちょうどよいシャンプーボトル”
「レムプラス神戸三宮」は2021年4月26日、阪急電鉄が建て替えを進めている神戸三宮阪急ビル内に開業。遠くから望むその佇まいにも驚くが、近くで見ると旧ビルの意匠を受け継いだ復元度がすごい。阪急神戸三宮駅の眺めを一変させる圧倒的な存在感だが、ホテルは18~28 階の209 室で1~2階はホテルエントランス、17階がフロント・ロビー。2 階で三宮駅東改札口に直結しているあたりがさすが阪急だ。
レムブランドといえば、眠りをデザインするというコンセプトで、客室には快眠へ誘う仕掛けがたくさん。マッサージチェアや快眠必至のベッドはマストアイテムとして、感激したのがシャワーブースに置かれたシャンプー・コンディショナー・ボディソープ。香りや質も納得だったが、何よりそのボトルサイズに感心した。時に重くて出にくいボトルを見かけるが、こちら片手で持ってプッシュできる。省スペースにも資するサイズだ。
ゼンティス大阪(大阪市北区)“靴磨き”
「ゼンティス大阪」は北新地の繁華街に位置しつつ、街の喧噪とは別世界と感じられるホテル。客室面積の数字以上に広く感じるのは、インテリアが落ち着いたトーンだからか。ランドリーやアイロンが置かれたパブリックスペースもホテルのイメージと同様、上質でオシャレな雰囲気を醸し出している。
そんなスペースの一角になんと靴磨きのコーナーが。シューシャインといえば、ラグジュアリーホテルなどでも見かけるが、預けて翌朝仕上がりといったシステムだ。こちらはなんとその場でやってもらえる靴磨きコーナーである(時間外は預けることも可能)。アメリカ最大の靴磨き集団「THE SHOESHINE GUILD」で修業し、のれん分けされ独立したという関西を代表する靴磨き職人が手がける(7時30分~10時30分/一足2000円)。
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以上、最近感心した「ちょっとした気遣い」を紹介したが、まだまだ紹介しきれないものも多い。ゲストのちょっとした声を実現したり、現場スタッフの何気ない気づきで採用されたものなど、ホテルには目立たないゲスト目線に溢れている。こうした部分にもフォーカスしつつまた紹介したい。
尚、紹介したサービスや設えなどは取材時のもので、現在提供されていない場合もあるのでご注意を。