「家族で出かける時も、一緒にいる場面を見せないように気をつかっている」
マンションの近隣住民に話を聞くと、“お兄さん一家”を心配するこんな声が聞こえてきた。
「お子さんは双子のようで、まだ生後数ヶ月。お母さんが毎日、両手が使えるママリュックを背負い、大きなベビーカーを押して子育てに追われている様子を見かけます。福尾さんは仕事柄パパと公表していないこともあってか、素顔で外で家族一緒に散歩する姿すら見かけたことがありません。福尾さんは1人でマンションをでるときも帽子にサングラス、マスク姿に変装して周囲に人がいないか警戒しています。家族で車で出かける時も、時間差でマンションを出て、決して一緒にいる場面を見せないようにととても気をつかっているようです」
福尾は、電車に乗っている時は、立っている老人を見つけると自分の席を譲ったりするような好青年だ。5月30日の日曜日、取材班は都内で家族サービスをする“まことお父さん”の姿を見かけた。
都内某所、愛車を運転する福尾の隣の助手席には妻と思われる女性がおり、後部座席には子どもたちが乗っていた。車は練馬区内のとあるマンション前の駐車場に停車すると、福尾と妻らしき女性はそれぞれ子どもを抱き、そのマンションに入っていった。
妻を労うための「束の間のデート」
その後、福尾と妻と思われる女性は2人でマンションから出てくると、近所の蟹料理店に入り、夫婦水入らずの時間を過ごした。子育てに追われる妻を労うため、知人に2人の子どもを預け、束の間のデートを楽しんだものと思われる。1時間半後には店を出て、再びマンションへと戻った。福尾の知人が明かす。
「本当は、早く公表したほうが堂々と家族で歩けるし、ご本人や奥様にとっても気が楽になると思うんです。ですがNHKの方針やファンのことを考えるとなかなか難しい。彼も悩んでいると思います」
福尾は今、何を思うのか。7月14日、帽子にマスク、サングラスをかけて変装し、短パン、サンダル姿で自宅から出てきた福尾に声をかけた。突然の記者の声かけに驚いた福尾だが、立ち止まり取材に対応してくれた。