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「3匹はキャットタワーでテレワーク中と…」 創業128年、佐々木酒造を支える“社員ネコ”の“お給料”

佐々木酒造のネコ#2

2021/07/29

 豊臣秀吉の邸宅だった「聚楽第(じゅらくだい)」跡地のそばにある、創業1893年の佐々木酒造。俳優・佐々木蔵之介さんの実家としても知られる京都の造り酒屋です。前編では、Twitterの公式アカウントにたびたび登場し話題となった、社員ネコの、あーちゃん(オス)、ちーちゃん(オス)、ちび子ちゃん(メス)の様子を紹介しました。後編では、「当初は家業を継ぐ予定ではなかった」という、3兄弟の末っ子、4代目・晃社長のお話をうかがいます。(全2回の2回目/前編を読む)

佐々木蔵之介さんの実家でもある佐々木酒造

今は家業を続けていくためにいいお酒を作り続けるだけ

――従業員に「ネコ含む」としたのは、どんな理由があったのでしょうか。

「先ほどお話ししたように出稼ぎの方がいたので、冬と夏とでは従業員の人数が随分違っていたんです。冬にしかいない人たちももちろん我々の仲間なので人数として入れたいんですけれど、夏に人数を盛っていることになってしまう。そこで、猫たちにクッションとなってもらったと言いますか。ホームページ全体を親しみを持ってもらえるような内容にしているので、その延長上として半分ユーモアのつもりでそうしたんですが、まさかこんなに話題になるとは思ってなかったです」

――3匹の猫ちゃんたちがイラストになったグッズやパッケージとなったお酒も販売されていますね。

佐々木酒造で作る清酒「聚楽第」

「しようと思ってしたわけではなく、いつもお願いしているイラストレーターさんがアメリカンショートヘアを飼っている関係で、うちの猫をノリノリで描いてくれはったんです。そこからパッケージにしてみようということになりました。猫たちはありがたい存在ですよ。写真を使おうが、イラストにしようが、ちゅ~るをあげておいたら喜んでくれるんですからね。猫たちが(酒造の敷地内に)いた頃は、会いに来てくださるお客さんもたくさんいました。そういったお客さんから会えないのが残念だとよく言っていただくので、テレワーク中と書いてキャットタワーにいる3匹をライブ映像で映そうかなとか思っています。ほかにも、イラストレーターさんに新しい猫のイラストを描いてもらったりと、これからも3匹には協力してもらうつもりです」