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 【1日目】 東京の夜景を見学した後に女体盛りの夕食を

 【2日目】 都庁見学→昼食に日本のラーメンを堪能→午後は表参道でお買い物→夕食は神戸牛焼肉→歌舞伎町でストリップ鑑賞→歌舞伎町でデリヘル体験(本番あり)

 【3日目】 秋葉原で大人のおもちゃ購入→メイドカフェ→六本木でオイルマッサージ(非風俗)→夕食は寿司→夜は吉原のソープランド(本番あり)

 【4日目】 AV撮影現場見学→AV女優を連れて夕食までデート(お台場→浅草→寿司)→夜はAV女優とお楽しみ(本番あり)

 【5日目】 富士山観光、大気汚染がないきれいな空気を吸おう→川魚料理に舌鼓を→箱根大涌谷温泉→夕食時には和服の美女宴会コンパニオンが登場! 忘れられぬ一夜を(本番あり)

 【6日目】 浜松の米空軍基地を参観→うなぎを食べて精を付けよう→浜松城→海鮮料理→浜松の韓国デリヘル(本番あり)

 【7日目】 トヨタ本社及びトヨタ博物館をビジネス視察→鈴鹿サーキットでF1コースを見る→名古屋の手羽先居酒屋で夕食→名古屋のおっぱいパブ→ピンサロで花びら2回転(本番なし)

 【8日目】 中部国際空港より帰国、懐かしいわが家へ

「日本買春ツアー」3 日目の日程表

珍奇なツアー実態

 日程5日目からいきなりエロ行為のテンションがダウンしたり、道中でなぜか米軍基地とトヨタを参観しているのが妙にリアリティを感じさせる日程である(ただし浜松に米軍基地はなく、自衛隊基地の間違いと思われるが)。パンフレットに書かれた旅行会社の住所は台東区元浅草の雑居ビルの一室だったが、私が実際に当該住所に行ってみたところ会社自体が存在せず、電話もすでに繋がらなかった。

「50人のAV女優から1人を選ぶ」買春ツアーもあったという

 だが、似たような広告は他にも数多くある。私が2018年8月に見つけた「50人のAV女優から1人を選び、めくるめく一夜を過ごせる」と謳うたう3泊4日の日本買春ツアーは、1人あたりの参加費が航空券代は別途で4万8000元(約77万円)だ。こちらは旅行業者と微信(WeChat)で連絡を取ることに成功したが、当方の質問内容を怪しまれて途中で会話を切られてしまった。

 とにかく、中国の日本AV人気に便乗したアンダーグラウンドな商売が存在していることは間違いない。

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◇◇◇

※本記事の著者の安田氏の新著、有名女優チャン・ツィイーの枕営業疑惑から中国大陸のキリスト教弾圧まで切り込む『現代中国の秘密結社』(中公新書ラクレ)は現在発売中、群馬県のベトナム人豚窃盗問題と技能実習生問題の真の闇を暴く『「低度」外国人材 移民焼き畑国家、日本』(KADOKAWA)は2021年3月3日刊行予定です。

性と欲望の中国 (文春新書)

峰俊, 安田

文藝春秋

2019年5月20日 発売

2021年上半期 国際部門 BEST5

1位:“J-POPが消えてしまった国” 韓国で「NiziU」と「うっせぇわ」が議論の的になる理由
https://bunshun.jp/articles/-/47570

2位:「両親は半ば呆れてました」韓国24歳女子が日本で新卒就職した理由〈定期昇給・社内教育に驚きも〉
https://bunshun.jp/articles/-/47569

3位:「上陸しても次々と人が死ぬ飢餓地獄」尖閣に漂着後の“無人島生活”を生き延びた日本人の証言
https://bunshun.jp/articles/-/47567

4位:お相撲さん→スーパーの店長→モデル→インドで人気俳優…? 元東桜山こと田代良徳さんの人生が波乱万丈すぎる件
https://bunshun.jp/articles/-/47566

5位:“爆買い”から“爆セックス”へ…中国人向けアングラ「日本買春7泊8日ツアー」の実態
https://bunshun.jp/articles/-/47565