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《「A.B.C-Z」河合郁人が大炎上》「タキニ」が嫌われて「ジュリニ」が嫌われない“たったひとつの理由”――2021上半期BEST5

《「A.B.C-Z」河合郁人が大炎上》「タキニ」が嫌われて「ジュリニ」が嫌われない“たったひとつの理由”――2021上半期BEST5

2021/09/09
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「A.B.C-Zとかキスマイ(Kis-My-Ft2)のデビューはタッキーのおかげで出来たみたいな所もあるんですよ。ジャニーさんにちょっと話に行ってくれたみたいな」

A.B.C-Z(Johnnys’netより)

 しかも河合のテレビ露出が急増したのも、滝沢氏がジャニーズ事務所の副社長に就任して以降。この“偶然の一致”に疑問を抱いているジャニーズファンは多く、「河合はタッキーのお気に入りで、それゆえに“ゴリ押し”されている」と噂されているのだ。こうした下地があって、今回の炎上も盛大に燃え広がってしまった。

「ジュリニ」が批判されにくいワケは?

 ジャニーズには、これまでも故・ジャニー喜多川氏の“お気に入り”たちがいた。たとえば「KinKi Kids」堂本剛や、中山優馬、「Sexy Zone」佐藤勝利らが「スペオキ(スペシャルお気に入り)」、それ未満だが気に入られているタレントは「オキニ(お気に入り)」と呼ばれていた。タキニはそこから派生して新たに作られた言葉だ。

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 いまはタキニのほかに、「ジュリニ(藤島ジュリー景子社長のお気に入り)」という言葉もある。ジュリニ筆頭は、ジュリー氏が手塩にかけて育てた「嵐」だろう。

嵐 ©文藝春秋

 また、一時期は「嵐のようになりたい」と公言し、チャリティイベント『嵐のワクワク学校』に出演するなど、嵐とセット売りされていた「Hey! Say! JUMP」もジュリニだと言われていた。

 なかでも、いまジュリニ最前線と言われるのが、5月17日スタートのNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』に出演するなど、演技仕事が続いているKing & Prince・永瀬廉と、美形揃いの6人組Jr.ユニット「美 少年」だ。

 特に“推されている”のは、立教大学在学中の浮所飛貴と、慶應義塾大学在学中の那須雄登だと言われている。映画『胸が鳴るのは君のせい』で浮所はジャニーズJr.ながらに主演に抜擢され、しかも美 少年が主題歌を担当する。その破格の扱いに、ジャニーズファンの間には衝撃が走った。

美 少年(公式サイト「ISLANDTV」より)

 しかし、ジュリニはタキニに比べると叩かれることが少ない。

 例えば嵐についてはその人気を疑う由もないため「ジュリニだから露出が多い」といった意見は少ない。「高学歴のジュリーさんは櫻井翔が好き」だとか「無邪気で素直な相葉ちゃんが好き」などという噂はあるが、グループ内での露出格差も少ない。

 Hey!Say! JUMPもキレキレのダンスと生歌を売りに、有名アーティストとのコラボ曲などを発表する“アーティスト路線”に移行してテレビ露出が減ったため、“ゴリ押し感”がなくなってきている。

 美 少年にしても、もともとは故・ジャニー喜多川氏が育てていた、ザ・ジャニーズの王道アイドルで、ジャニーズJr.内で抜群の人気を誇っている。ジュリニは爽やかでカワイイ印象が強かった嵐を筆頭に、Hey!Say! JUMP、美 少年と、従来のジャニーズファン好みの王道美形タイプが多いことから、批判されにくい。

 しかし一方で、タキニはSNSなどで批判を受けることが多い。なぜなのだろうか。