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《36歳でおばあちゃんに》「初めは美奈子のこと嫌いだった」「いつも旦那に土下座させている女…」4度目の結婚をした美奈子ファミリーの現在

美奈子・義人夫婦インタビュー#1

note

「テレビの印象と全然違くて…」

——そんな出会いから結婚するわけですよね。仲良くなったきっかけって何でしょうか?

義人 美奈子が離婚してから、子どもを連れて試合を見に来てくれたんです。その時にちゃんと話してみたら、テレビの印象と全然違くて、そこから惹かれていきました。

美奈子 ちゃんと話してみたら意外と面白くて、なんとなくこの人いい人だなと思い始めましたね。

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義人 たまたま美奈子のテレビを見てたら、來夢(三女のらいむ)と妃翠(四女のひすい)がイチゴを取り合ってたんです。大家族だとなんでも取り合いになるじゃないですか。その姿がかわいそうで、すぐにイチゴを持って家に行ったんです。これをみんなで分けて食べてねって。

美奈子 子供達はそうとう嬉しかったみたいで、それからはイチゴのおじさんって懐いていましたね。

義人 その時がプロレス以外で初めて会った時ですね。

美奈子 最初に子供を含めて会ったので、それがよかったなと思います。子供たちにすぐに溶け込んでくれて、こんなに仲良いならお付き合いしても、大丈夫そうだなと思ってお付き合いしました。

義人 やっぱり子どもがいっぱい居るから、相当な覚悟が必要でしたね。美奈子と付き合うということは、その先に父親になるということも、もちろん考えていましたから。プロレスラーだけでは、大家族を養うなんて無理だと思ったので、仕事も変えましたし。前はトラックの運転手をしていたんですけど、今はバスの運転手をしています。

元プロレスラーの義人さん ©末永裕樹/文藝春秋

——たしかにその時にはすでに6人の子供がいましたね。

義人 そうです。子供の面倒なんてほとんど見たことなかったので、そんな俺がいきなり6人の父親になるなんて想像もできなかったです。ただ美奈子の家族と過ごすにつれて、早く子供たちと家族になりたいなと思いはじめて、結婚を決めました。

——美奈子さんは結婚に対して不安はなかったですか?

美奈子 私は4度目の結婚だったので、不安はなかったですけど、義人くんは何もかも初めてですよね。その部分はちゃんと支えなければ、とは思いました。