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《総勢10人大家族》「自分の子じゃないのによくやれるね」「お前なんて親じゃねえ!」美奈子夫婦が多くの批判を乗り越えたワケ

美奈子・義人夫婦インタビュー#2

大きな長男なんです

美奈子 1リットルぐらいの大きい容器にしたんだけど、それもすぐなくなっちゃう。やっぱり女の子だし、髪が長いし。だから、「ワンプッシュにしなさい」って怒る(笑)。

義人 排水口にすぐ毛がたまってね。前までは、「やりなよ」って言ってケンカになってたんですよ。ケンカが一番体力使う。だったら、自分でやらせてもらうようにしようと思って。

美奈子 やらせてもらう。いい言葉。「やってあげる」じゃなくて「やらせてもらう」。「昔の明治時代の男」って私はずっと呼んでたんだけど、だんだん変わってきましたね。

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義人 僕は基本的に褒められたいんですよね。

美奈子 大きな長男なんです。

©末永裕樹/文藝春秋

——子育てもお子様8人いたら本当に大変ですよね。

美奈子 大変です。自分が3人ぐらい欲しいなというのはありますね。最近では孫を預かることも多くなって、下から2番目の子は寂しい気持ちがあるみたいで、赤ちゃん返りをしてたりするので。

 そういう時はやっぱり1対1でかかわってあげたいなと思うんですけど、時間が足りないですね。私は、大家族だから自分の気持ちを8等分にしようなんて思ってなくて、私が8人居るつもりで、全部100パーセントにしたいと思っています。

義人 テレビの美奈子の印象だとそんなことやらないだろって思ってたけど、全然違う。一人一人を本当に大事にしています。俺はそこをとても尊敬しているな。

——一人一人の性格に合った子育てということですよね。子育ての秘訣とかありますか?

美奈子 子どもの好きなことを自分が好きになるっていうのをまずは決めています。子どもがBTSにはまってるから、私もBTSの曲を聴いて、「かっこいいよね」と話しています。共通の話題を作りたくて、子どもたちがミニバスをやっていた時は、ママさんバスケを体験に行ったりとか。

 あとは、保護者の代表とか積極的に活動をしています。子どもの好きなことや一生懸命やってることは、私もやる。身近でそれを見守りたいです。

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