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「ナチュラルメイクは元がいい人にしか合わない」

デデ ナチュラルメイクは元がいい人にしか合わないと思いました。自分はもっとパキッとした別人級のメイクじゃないと駄目だなって。それでメイクについていろいろ調べてているうちに、たまたまGoogleの画像検索でネオギャルが出てきたんです。それがすごく衝撃的で、「メッチャかわいい。派手髪っていうんだ。私もこういう風になりたい」って思いました。

©平松市聖/文藝春秋

「近未来っぽい感じのギャル」

——そこからギャルの世界に入っていったんですね。

デデ そうです。ネオギャルから始まって、メイクしていくうちに、もっと派手に、もっとゴリゴリにしたいって濃くしていったら、気づいたら日本の元祖ギャルの「ガングロギャル」とか「やまんばギャル」に目覚めてしまいました。

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——たしかに今のメイクは平成初期のギャルに近いですよね。

デデ 今はコロナの影響で日サロに行けていないですけど、前は日サロで焼いていたのでもっと黒かったんです。前までは自分のことをサイバー系ギャルって言っていました。

——サイバー系ギャルとはなんでしょうか?

デデ SFをイメージした近未来っぽい感じのギャルのことですね。ただ最近はわざわざ名前をつけなくても「自分のスタイル」が確立していればそれでいいやと思っていて、自らをサイバーギャルと名乗ることはなくなりました。

持ち物はすべてピンク

——ご自身のことをピンクの擬人化ともおっしゃっていましたよね。

デデ そうです。私はとにかくピンクが大好きで、なんでもピンクにしたいんです。今日のファッションも、ギャルが好きなテンガロンハットを被ってるんですけど、めちゃくちゃ探してピンク色を見つけました。ギャルらしさがあって、ピンクのものだと最高ですね。

©平松市聖/文藝春秋

 ピンクとかサイバーにとにかくこだわっていて、最近はピンク以外が許せなくなってきました(笑)。前まで結構気に入っていた水色の鏡とかくしを一気に捨ててしまったり、部屋も、壁一面をピンクのファーにしちゃってます(笑)。

——ギャルになる前からピンクが好きだったんですか?

デデ もともとピンクは好きでしたね。小さい時はメゾピアノとかが好きでした。ただ、小学生を抜けてからはずっと喪女だったので、喪女期間中は好きな色はなかったです。地味な格好をしていましたね。