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中距離からハーフマラソンまで、マルチな活躍を見せる三浦
3000m障害の日本記録保持者でありながら、ハーフマラソンでU-20(20歳未満)日本最高記録、5000mでもU-20日本歴代2位の記録をもち、クロスカントリー走でも日本一に輝くなど、マルチな活躍を見せているのが三浦という選手でもある。
今年1月の箱根駅伝はケガ明けだったこともあり、1区を走って10位という結果だったが、その能力の高さゆえにトラックも箱根駅伝も両立できると言える。今季の順大は、出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝と学生三大駅伝の出場権利を持っており、当然、三浦にはエースとしての活躍が期待される。
ただ、三浦が戦う舞台は日本国内にとどまらず、もはや世界に移ったと言っていい。
「これで終わらせちゃダメだし、絶対にこれが到達点ではない。今までは日本で勝てるような対策だったのが、世界仕様のイメージを持たなきゃいけないのかなと思いましたね。その責任を感じながら取り組もうと思っています」
闘うフィールドは日本から世界へ
長門監督も、東京五輪を経て、三浦という類稀な選手を預かる責任感をより強くしたようだ。
来年はオレゴン世界選手権もあるが、おそらくは、世界最高峰のダイヤモンドリーグなど海外の大会に出場する機会も増えてくるだろう。
まだまだ天井知らずの19歳だ。
駅伝とトラックとを天秤にかける必要などなく、その全てが血肉となるのではないだろうか。